内容説明
マネー、自由、貪欲、格差についての常識・通説を破壊し、新しい世界経済の流れを読み解く。
目次
経済の「常識」を疑ってみよう
市場は自由でないといけない
株主の利益を第一に考えて企業経営せよ
市場経済では誰もが能力に見合う賃金をもらえる
インターネットは世界を根本的に変えた
市場がうまく動くのは人間が最悪(利己的)だからだ
インフレを抑えれば経済は安定し、成長する
途上国は自由市場・自由貿易によって富み栄える
資本にはもはや国籍はない
世界は脱工業化時代に突入した
アメリカの生活水準は世界一である
アフリカは発展できない運命にある
政府が勝たせようとする企業や産業は敗北する
富者をさらに富ませれば他の者たちも潤う
経営者への高額報酬は必要であり正当でもある
貧しい国が発展できないのは起業家精神の欠如のせいだ
すべては市場に任せるべきだ
教育こそ繁栄の鍵だ
企業に自由にうあらせるのが国全体の経済にも良い
共産主義の崩壊とともに計画経済も消滅した
今や努力すれば誰でも成功できる
経済を発展させるには小さな政府のほうがよい
金融市場の効率化こそが国に繁栄をもたらす
良い経済政策の導入には経済に関する深い知識が必要
著者等紹介
チャン,ハジュン[チャン,ハジュン][Chang,Ha‐Joon]
1963年ソウル生まれ。ソウル大学で経済学を学んだのち、英ケンブリッジ大学で博士号を取得。1990年よりケンブリッジ大学経済学部で開発経済学を教える。現在、同大学准教授。これまで世界銀行、アジア開発銀行、国連貿易開発会議など多数の国際機関のコンサルタントを歴任。2005年、経済学の未開拓分野を切りひらいた者に与えられる「レオンチェフ賞」を、41歳の最年少で受賞し脚光を浴びる
田村源二[タムラゲンジ]
1947年生まれ。慶応義塾大学文学部社会学科卒。英米仏の翻訳で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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