「超知」ライブラリー
ロックフェラーの完全支配―ジオポリティックス(石油・戦争)編

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  • サイズ B6判/ページ数 489p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198630294
  • NDC分類 568.09
  • Cコード C0036

内容説明

基軸通貨ドル失速でも、英米石油支配の地政学(ジオポリティックス)による計画に変更なし―フル・スペクトラム・ドミナンス(完全支配)は今まさに進行中―日本人もこの百年の戦争事例から実証される冷酷無比なこの地政学を知って、学んで、対処せよ。

目次

大英帝国の世界支配軸―海運・金融から黒い金「石油」への転換点
アングロ・サクソンによる「第一次世界大戦の地政学」―ドイツへの戦線はこうして引かれた
石油支配をかけた地球戦争の開幕
石油は武器となり、中近東は戦場となる
アメリカ/JPモルガンが第一次世界大戦を通じてイギリスと欧州に莫大な債権を持つに至った理由
手を組んでドイツを負債の無限ループに陥れた英米資本家たちの目論み
石油と金融を軸にしたブレトンウッズ新世界秩序
英米利権(石油・金融カルテル)を脅かしたアデナウアー&ド・ゴール、そして英ポンド危機
世界経済を逆走させた石油危機の精緻にして狡猾なカラクリ―こうなっていた
どの国の政権であろうとも石油依存(英米支配)からの脱却は許されない―石油・ドル本位(オイルダラー)制に翻弄される中東・欧州・日本の打つ手なし!
資源国(第三世界)は債務で破綻させ国家主権そのものを奪う―英米利権(ギャング・ならず者たち)のIMF(金融詐欺)マジック
経済圧殺(ドル・IMF)から軍事圧殺(爆撃・侵略・占領)へ―石油の地政学“完全支配”を支える無慈悲は超パワー
全世界の全ての資源・経済・労働力が跪く―石油地政学による新千年紀の新・帝国/植民地主義の完成

著者等紹介

イングドール,F.ウィリアム[イングドール,F.ウィリアム][Engdahl,F.William]
1944年8月9日、米国ミネソタ州ミネアポリス生まれ。プリンストン大学政治学科卒業、ストックホルム大学・大学院で比較経済学を研究。70年代の石油・穀物危機を契機に以来30年余り、エネルギー、農業、貿易、金融など極めて広範な分野をカバーし、石油ピーク説・地球温暖化論の虚偽を暴くなど、稀有の分析力で世界支配の構図を鋭く解明している。独ラインマイン大学経済学講師、北京化工大学客員教授。現在、妻とドイツに在住

為清勝彦[タメキヨカツヒコ]
昭和42年10月23日広島県尾道市生まれ。平成2年筑波大学国際関係学類卒。電力会社勤務を経て、現在自営業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

cronoq

2
素晴らしい一冊。邦題はいかがわしいが、原題は"A Century Of War:Anglo-American Oil Politics And The New World Order"(戦争の世紀:アングロアメリカの石油政治学と新世界秩序)であり、第一次世界大戦からイラク戦争までの戦争・謀略・恫喝外交が石油という観点から統括的に述べられている。さらに各事例では関係者が実名で記されており読み応えもある。なお、この本を読んだ後で福島第一原発事故への印象を180度変えざるを得ないのは、恐ろしいことだ。2011/09/08

ゆっきーまうす

0
ここに書かれていることは本当に真実なのか?と疑いたくなる内容ながら、なるほどそういう見方もあると納得する。原発に注目が集まる中、「次は石油」と軽い気持ちで読み始めたが、大変勉強になった一冊。で、思っていても口に出せない日本人としてどうする?大きな流れに逆らったところで。。。自身に置き換えても考えさせられる。2011/04/19

uju

0
石油をめぐってこれまで世界がどう動いてきたのか、という内容。超知ライブラリー社の編集が、より胡散臭い内容へと脚色しているものの、勉強になる点も多々見受けられたように思います。2011/04/16

Great Eagle

0
石油を巡って歴史は動いていたのかと驚くべき内容であった。英米は何者なんだろうか2011/03/27

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