いつまでも経済がわからない日本人―「借金大国」というウソに騙されるな

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198629717
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

内容説明

「日本は財政破綻寸前」「公共事業は廃止せよ」「ムダを仕分けしろ」…バカ経済論が日本を滅ぼす!巷で人気の経済政策はデフレを悪化させるだけ!気鋭のエコノミストがいま取るべき真の道を示す。

目次

第1章 「日本は借金大国」の大ウソ
第2章 日本を歪める「公共事業は悪」論
第3章 経済の常識を知らない日本人
第4章 いま本当に必要な景気対策とは何か
第5章 激変する世界経済の行方
第6章 いまこそ「保護主義」を選択せよ

著者等紹介

三橋貴明[ミツハシタカアキ]
1969年生まれ。作家、経済評論家。東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業などに勤務した後、2005年に中小企業診断士となる。企業の財務分析に基づく提案型コンサルティングを推進するかたわら、国民経済計算、国際収支などの国家の経済指標に財務分析の手法を応用、各国の経済分析を行う。執筆活動や講演活動のほか、経営診断、IT化支援などを幅広く手がける。インターネットでカリスマ的な人気を誇り、本人のブログ「新世紀のビッグブラザーへ」の1日のアクセスユーザー数は4万人を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えっくん

14
★★★★☆図書館本。多額の債務を抱え、デフレにあえぐ日本経済再建策について解説。著者によると借金が問題ではなく、資金需要がないのが問題であるとのこと。支出削減や規制緩和、増税はインフレ時に行うべきであり日本は真逆の施策を行ったことがデフレに拍車をかけてしまったようです。多額の国債発行による財政破綻でハイパーインフレが懸念されるという経済評論家の解説を過去に何度か聞いてその通りだと信じていたのですが、現状ではありえないことだと一蹴されています。私もタイトルどおり「経済がわからない日本人」と反省です。 2016/07/18

annie

2
デフレギャップの解消方法を力説している。この人の本は他の本でも似たようなこと言ってた気がする。ストックやフロー、バランスシートの話なんかね。その辺は正論だと思う、マスコミなんかは負債だけ取り上げてギリシャみたいに財政破綻だーと騒ぐけど、その数字だけ見てもだめなんだよね。2010/10/23

伊達男

1
日本経済の現状が良く分かる本です。インフレ時にやるべき経済政策と、デフレ時にやる政策とでは違いがあり、どちらか片方が正しい訳ではないということが良く理解できました。2013/09/09

YUYU

1
日本政府の負債の性質についてギリシャと比べながら分かりやすく書かれている。ストック上での負債拡大は、現在デフレ下にある日本にとって決して間違っているもではなく、財政再建のために良いと考えられている緊縮財政こそが間違いなのである。民間の資金需要がない中で、GDPを成長させる要素は公的固定資本形成拡大しか道はないと本当に思う。2012/04/10

偽バッジョ

0
デフレとは要するに供給>需要の状態のことである。だから民間の需要が伸び悩んでるのなら、政府が需要を生み出す、すなわち公共事業は正しいとされている。理論として正しいとは思うが、そこにかかる利権の排除、将来にマイナス要素になりかねない箱モノはつくらない(事前議論&試算が重要)、決してベストではないがベターである(ワーストは政府が何もしない)、などの言葉が添えられるべきだったと思う。全体的に少し難しい内容だったので全てが把握できたわけではなった。2016/09/10

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