内容説明
舞い落ちる桜の花びらの下に、彼女が立っている。俺は夢中で、シャッターを切る。初めて出会ったにもかかわらず、俺の魂は彼女に引き寄せられた。そして彼女も…。だが、異国の地に生を受けた青年が、やがて故国に帰る時が来る。青年の故郷まで、彼女は追いかけた。ただ、もう一度だけ、会いたい。ようやく再会を果たし、結ばれる二人の背後で流れる、河村隆一のラブソング「抱きしめて」。でも、それはあまりにも切なく美しい詞と旋律。あたかも別れを予言するかのように…。そして、運命は再び二人を引き離した。互いに想いながらも、すれ違い、それでも想いを断ち切れず、遠い海の果てに想いを寄せる。二人の恋の行方は―。台湾人青年・コウと水沙の、切なくもひたむきな恋の物語。
著者等紹介
泉忠司[イズミタダシ]
1972年1月14日生まれ、香川県出身。ケンブリッジ大学留学、早稲田大学客員研究員、横浜市立大学講師を経て、現在は青山学院大学、日本大学、国士舘大学の講師
河村隆一[カワムラリュウイチ]
1970年5月20日生まれ、神奈川県出身。1997年LUNA SEAの活動休止期間中、シングル「I love you」でソロ活動をスタート。ドラマ出演や小説の出版、他アーティストへの曲をプロデュースするなどの活動の一方、2ndシングル「Glass」は100万枚以上のセールス。オリジナルアルバム『Love』は320万枚のセールスを記録した。2001年ソロ活動を再開。2010年1月20日、エイベックス移籍第二弾シングルとして、氷年温めていたバラード「抱きしめて」を発売(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 白い森のなかで