内容説明
「坂の上の雲」を目指した日本が台湾・朝鮮・満州で成し遂げた世界的偉業!戦後、「三大植民地」として糾弾され続ける日本の外地経営。だがその真実は、近代化と安定をもたらす空前の壮挙だった。
目次
第1部 朝鮮編(中華帝国の千年属国だった朝鮮;日本との合邦を望んだ朝鮮;荒廃した国土再生と資源開発に努めた日本 ほか)
第2部 満州編(満州は中国の地ではなかった;清帝国崩壊をめぐる遺産争奪問題;満州国成立までの歴史的社会背景 ほか)
第3部 台湾編(台湾は日本の植民地だったのか;知られざる台湾の歴史真実;「化外の地」と匪賊社会 ほか)
著者等紹介
黄文雄[コウブンユウ]
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業。明治大学大学院西洋経済史学修士。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。1994年巫福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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めっかち
1
日本の台湾・朝鮮(韓国)・満洲におけるいわゆる「植民地」支配がいかなるものだったのかを様々な資料をもとに解き明かした良書。講義の文字起こしだからとても読みやすい。
xuuhiro
1
読了m(_ _)m 台湾と朝鮮 過去から現在に至る全ての差が解り、勉強になります2017/01/20
tohoho
1
歴史のまやかしを喝破できるよう、真に歴史を知ることは絶対必要。2015/06/03
フレデリック
0
朝鮮・中国・台湾の近代史について詳細に書かれていて、予備知識ほぼゼロの自分には読み進めるのが大変でした。この本を読む前は総督府というものがあったことも知らなくて、日本が東アジアに対して強い影響力があったんだなと知りました。現代になって親日やら反日やらと言われている歴史の一端を感じられることが出来た。2022/06/02