内容説明
似鳥昭雄社長が明かす、『ニトリ』のすべて。小さな家具屋を日本有数の企業へと急成長させたのは「度胸と愛嬌」だった!
目次
似鳥昭雄インタビュー「愛嬌と度胸」
“原点”を学んだ少年時代
嫁のおかげで似鳥家具卸センター大成功!
アメリカに追いつけ!「六〇年計画」三〇〇〇店舗・売上高三兆円
日本一の家具屋になるための人材と戦略
倒産の危機から、一転、東証一部上場へ
良い物をより安くという「公約」と「社会貢献」
ニトリの組織論
台湾進出!どのように成功させたか?
三〇年先をつねに意識しながら、一年一年を見る〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
後藤だいすけ
8
前半は生い立ちや創業時の破天荒なエピソードが綴られ失敗や怠けぶりやダメっぷりが赤裸々に語られます。そして後半はニトリがチェーン展開し大きくなっていく様が語られます。前半と違って後半はちょっと似鳥氏を持ち上げすぎのような感もありますが、まあ実際成功してるので…。本書から似鳥氏は本当に人に恵まれてると感じます。これはひとえに似鳥氏の人徳から来るのでしょう。強い志と圧倒的な努力、たゆまぬ挑戦。そして着飾ることなく自分をさらけ出す。逆にちょっとあざとい感じもなくもないですが(笑)しかしとても面白い経営者本でした2015/05/27
Humbaba
5
立ち位置が変われば、行動も変えなくてはならなくなる。例え自分は現場に出たいと感じ、かつその才能があったとしても、それによって周囲の人間の働きを阻害するようなことがあれば、全体としてはマイナスになる。周囲の人間も停めにくい状況だからこそ、自分自身でブレーキをかけることが大切である。2013/09/26
TakaUP48
4
増収増益を続けるニトリがどのように成長、経営をしているのかを語った本。似鳥昭雄社長の幼少時代の落ちこぼれ・イジメられ時代の赤裸々に。真面目に働くことが嫌いだったが、百々代夫人に乗せられアメリカ視察で目が覚める。豊かなアメリカを目指した自身の30年計画、ペガサスクラブの渥美顧問との出会いがニトリ成長の大きな原動力となった。ふるさとへ北海道応援基金やアジアの若人へ似鳥国際奨学財団の恩返し。社員教育・研修の費用も一部上場企業平均の5倍とは凄い。ニトリの社力を知る。今後、中枢管理機構と後継者問題が課題のようだ。2018/10/13
ばなな
4
似鳥社長の幼年期から成功にいたるまでの話。まさにコストリダクションとは、似鳥社長の為にある言葉。材料から手配、製品化、物流と一環しコスト見直しも半端でない。簡単に考えれば外部へ委託のコストを取り入れがちだが自社内の無駄を徹底的にそぎ落とすニトリの姿勢は見習う必要あり。ニトリに就職しいなあと思ってきた。2013/09/21
チダ(uy1)
2
樺太生まれという生い立ちからニトリの米国進出へとスケール大きなお話。奥様とのご縁や歌手へのお話や仕事と生活と切り替えや、金融機関が潰れて連鎖被りそうになったときの閃きと瞬発力。ツイてるかたの思考発想行動を文章から元気をもらえる感。コスト意識と人への接し方など、お仕事だけでなく生き方としても、どなたにでも参考になるかと思いました。ありがとうございます。2017/07/14