いまのあなたのままでいい

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198627508
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C0012

内容説明

人は、生きて、老いて、死んでいく。ただそれだけの人生を、そのままでいいと、とらわれなく感謝してすべてをお任せすれば、人生はただそれだけでは終わらない。―詩と対話で綴る仏教的生き方論。

目次

第1章 いのち
第2章 にんげん
第3章 とらわれない
第4章 もちつもたれつ
第5章 そのままでいい
第6章 おまかせする
第7章 ごめんなさい
第8章 ありがとう

著者等紹介

大平光代[オオヒラミツヨ]
1965年生まれ。中学2年生の時にいじめが原因で割腹自殺をはかる。その後、非行に走り16歳で暴力団組長の妻となり、極道の世界に6年間を過ごす。養父となる大平浩三郎氏との出会いによって立ち直り、猛勉強を開始。「宅建」「司法書士」を次々にパスし、29歳で「司法試験」に合格。弁護士として非行少年の更正に携わる。2003年には大阪市助役に就任。2006年に結婚し、一児の母となる。40代に入ってから仏門を目指し、中央仏教学院通信教育専修課程を卒業

石上智康[イワガミチコウ]
1936年生まれ。1963年、東京大学印度哲学科修士課程修了。敦賀女子短期大学教授、浄土真宗本願寺派宗会議長、財団法人全日本仏教会理事長、文部科学省宗教法人審議会委員、日本宗教連盟理事などを歴任。2002年1月には、キリスト教やイスラム教、仏教など世界12宗教の指導者が一堂に会する「世界平和祈りの日」の集いに全日本仏教会理事長として参加。バチカンでのフォーラム『世界平和に向けた宗教の貢献』で日本の仏教界を代表して講演を行う。現在は、本願寺派宗会議員、武蔵野女子学院(武蔵野大学)理事などを務める。また、光明寺(千葉県君津市)住職を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Jas

3
昔は目に見えない大切なことを学ぶ機会が、『宗教』という形で、生活の中に自然とあった。宗教の良い部分までが排除された現代は、『根っこのない木』となった。 ¶大原光代は、猛勉強の末に就いた弁護士の職を片付け、元々望んでいた仏門の道へと進んだ。この姿に私がハッとさせられたのは、手放すということ。努力したことであればあるほど、その過去を手放したくなくなる。努力した時間が無駄になってしまいそうで。でも決して無駄にはならない。役目を終えたものを背負い続ければ、重荷になるだけ。流れに逆うから苦しむ。『そのまま』でいい。2020/01/12

ココマ

3
購入したものの、宗教的な対談集と思い敬遠していたが、「現代日本の僧侶達は人々の悩みを聞かなくなり、寺の門を閉ざしている。かと思えば自らも立派な人生ではないくせに説教口調でものをいう」というような会話を読み、共感できた。この対談に結論はないが、皆等しく凡夫であることを教えてくれる。宗教関係者ほどこの本を読んだほうがいいのではないか、とも思った。2013/10/21

ハル

1
弁護士をあっさり辞めて、僧侶になる事を選んだ大平さん。その、こだわりの無さが、素晴らしいです。こんな人もいるんだなと考えさせられました。2019/06/02

ラベンダー

0
タイトルに惹かれました(^^)v最後のあたりの、それぞれの違いを尊重し相手に多くを求めないという箇所がとてもジーンときました(^.^)2012/09/20

BluePlanet

0
2009年6月30日発行。「ありがとう」 この世に生を受け 育まれ ある時は病み 寝て 起きて 食べて 働いて 生きていく。挑戦や対立 失敗と受難 そして別れ しばしの安堵も さまざまに時を重ね 喜怒哀楽の中 生きて老いて死んでいく。人生さらに加え減じることが何かあるのだろうか。目が見え 耳が聞こえ 食べたものが消化されていく みな「自然(じねん)」の働き。健康には注意して生きているけれど いま生きていることも死んでいくことも自然のはたらき。おのずからしからしむはたらきの中 手を合わす世界。(P162) 2011/12/25

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