内容説明
ヨーロッパでは二十世紀のすべての段階がどこかでいまも繰り返されている。イスタンブールのフェリー船上はいつでも一九四八年。リスボンは一九五六年。パリのリヨン駅は二〇二〇年…重層的に積み重なった時間を訪ね歩いた歴史紀行。2004年オランダでNS文学大衆賞、2009年ドイツでライプチヒ文学賞を受賞。
目次
第8章 戦場の街・戦火の村・そして抵抗運動(一九四二~一九四四年)(スターリングラード;スターリングラード ほか)
第9章 終戦の黙示録(一九四四~一九五六年)(ベヌヴィル;オースターベーク ほか)
第10章 戦後を吹き荒れた悲劇(一九五六~一九八〇年)(ブリュッセル;ブリュッセル ほか)
第11章 ソ連崩壊・東欧圏の解体(一九八〇~一九八九年)(ベルリン;ニースキー ほか)
第12章 ミレニアム直前の地獄(一九八九~一九九九年)(ブカレスト;ブカレスト ほか)
著者等紹介
マック,ヘールト[マック,ヘールト][Mak,Geert]
1946年生まれ。アムステルダム大学卒業。1975年から、オピニオン誌「デ・フルーネ・アムステルダマー」で編集者を約10年間務めた後、「NRCハンデルスブラット」や「VPROラジオ」でジャーナリストとして活躍し、90年代以降は作家業に専念。『ヨーロッパの100年』は、オランダで40万部のベストセラーとなり、2004年にはオランダでNS文学大衆賞を、2009年にはドイツでライプチヒ文学賞を受賞。さらに、この本によって人々のヨーロッパへの関心を高めた功績が称えられ、フランスのレジオン・ド・ヌール騎士賞も受勲した
長山さき[ナガヤマサキ]
1963年、神戸生まれ。関西学院大学大学院文学部修士課程修了。専攻は文化人類学。1987年、オランダ政府奨学生としてライデン大学に留学。以後、オランダに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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