宇宙細胞

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宇宙細胞

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  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198625986
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

動物を食らい、人を食らう。皮だけ残し、その内側を満たす。あらゆる場所に棲息できる。増殖性を合わせ考えると、種としての「粘体」は、不老不死だ。全滅させられず、一粒でも残れば、そいつが食せる獲物があれば、増殖していく。いくら退治しようとしても、できるものではない。粘体と人間のどちらが勝者となるか、わかりきった茶番劇だ。最初は見るもおぞましい形に変貌した犬の発見から始まった。当初は南極にだけ存在していた、猛烈な食性を持つ粘体細胞の、暴走。極地研究所雪氷部員として南極に派遣されていた伊吹舞華は、ジャーナリスト目黒丈二とともに、絶望的なサバイバルに身を投じるが…。第9回日本SF新人賞を受賞した、奇想SFの極北。

著者等紹介

黒葉雅人[クロバマサト]
1967年生まれ。亜細亜大学経済学部卒。静岡市在住。『宇宙細胞』で第9回日本SF新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミシェル

7
素晴らしい。特にラストの飛翔。これだけバカにされたのは久しぶりだ。大流水の再来かと思った。が、残念なことに普通につまらない、終盤以外(泣)バカSF。  ★★★★☆  この作者の次の作品が読みたい。2012/04/01

fuchi-koma

2
ラスト50ページに唖然。奇想SFというかバカSFというか……。エンタメ小説を期待してはいけない。2009/04/12

俺のタン塩

1
生物を皮だけ残し中身を食いつくす巨大単細胞。人粘体、爪蛸、蝉海老が人類を滅亡へと追いやる。ミクロとマクロ、宇宙は一つの細胞だ、という話。 SFをスペースファンタジーだと勘違いしているの…?作者のクセというより、どこかの説明や参考書の文章を写してるような科学の説明文だった。人がどんなに惨たらしく死んで醜い革袋になるかという描写がしつこいのでグロスプラッタが好きなら面白いかもしれい。前半でもっともらしく理屈をつけているのに何故もうサイエンスを放り投げたようなアメーバの冒険になってしまったのか。2015/01/20

ノメ

1
出だしはストーリとして読めるが、途中からストリーが無くなってしまっている。2012/12/16

タケミチ

1
文章が非常に読みづらいことに加えて、登場人物にも魅力を感じず、ページをめくる手が、ピタッ、ピタッ、と止まってしまう。正直つまらないと思いながら読んでいた。ところが、4章以降のこれはなんだ。バカすぎる。バカだバカだと噂には聞いていたけれど、本当にバカだったんだねぇ。笑わせていただきました。ラストにご褒美があったので大満足です。2012/11/28

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