内容説明
ロボ・ワンは新米発明家のトムが発明した、本物そっくりの犬型ロボット。そうじ、せんたく、料理、なんでもおまかせの、スーパーお手伝いロボットです。ロボ・ワンは、やさしい人間の家族といっしょに、ほんとうの犬のようにくらしたい、とねがっていました。ところが、ひきとられた先は、世にもぐうたらで、けちんぼのヨゴレータ家。来る日も来る日もこきつかわれ、身も心もへとへとになり…。人間と同じ「心」や「気もち」をもつロボ・ワンは、やさしい飼い主と、ほんとうの家を見つけることができるでしょうか?ゆかいなさし絵がたっぷり入った、楽しくて、ちょっぴりホロリとするお話。
著者等紹介
ライル,レベッカ[ライル,レベッカ][Lisle,Rebecca]
英国ヨークシャー生まれ。ニューカッスル大学で植物学を学び、オックスフォード大学で教師の資格をとったあと、中学校で教えながら、子どもの本を書きはじめる。現在は、夫と三人の息子といっしょに、ブリストルに住んでいる
松波佐知子[マツナミサチコ]
神奈川県生まれ。青山学院女子短期大学児童教育学科卒。メーカーに勤め、海外との交渉などの仕事をするかたわら、翻訳の勉強をはじめ、「バベル絵本翻訳コンテスト」優秀賞などを受賞
小栗麗加[オグリレイカ]
横浜に生まれる。セツ・モードセミナー卒。三愛宣伝部勤務後、久保恵子および小栗麗加の名でイラストレーターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
25
【小学校】スーパーお手伝いロボット、ロボ・ワン。見た目は本物の犬そっくりで、犬の心もあるロボ・ワン。そんなロボ・ワンがもらわれていったのは、とっても汚いヨゴレータ家。どんなに家事を頑張っても誉めてもらえない、可愛がってもらえない…犬の心なんかなければ良かったのに…。椅子の上で頭からエプロンをかぶって泣いてるロボ・ワンに切なくなりました。最後は優しい人に拾ってもらえたけど、ヨゴレータ家をどうにかしてほしかったな~。親を選べない子どもたちが可哀想です。2014/05/23
花林糖
14
(図書館本)本物そっくりのロボット犬が幸せを見つけるお話。スーパー家政婦機能を持つ健気なロボ・ワンとても可愛いです。台所で泣くロボ・ワンがとても切なく哀しい。(購入)2019/07/01
織田くん
8
この本はかんどうしました。ロボ・ワンがヨゴレータ家からチェリースのところへにげだしたところがうれしかったです!なでてもらえなくて、いいことをしてもなにもほめてもらえなくて、おさんぽもつれていってもらえなくて、こうえんにも行けなくて、かわいそうな犬だった。ロボ・ワンはロボットだけどきもちがあるからかわいそうだった。ぼくはロボットもどうぶつも大切にするようにこころがけるよ。2015/12/01
ガリレオ
7
掃除も洗濯も出来る犬ロボはすごい。でもいくらロボットでもかわいそう。ロボ・ワンはつらかったと思う。ロボットなのに心を持って、犬なのに散歩にも行かせてもらえない(;_;)かわいそうだった。「ロボ・ワンはすごくいい子だよ」ってロボ・ワンに言ってあげたかった。シーツをほしている時の目が面白かった。2015/12/03
のこ
7
新米発明家のトムが作り出したのは、犬型のお手伝いロボット。誰かにもらってもらおうと貼り紙をしたっころ、世にもぐうたらで、けちんぼのヨゴレータ家が買い取っていきました。■犬の心を持ったロボワンは、犬へ向けるのと同じ愛情を自分にも向けてもらいたくて必死に頑張るのだけど、ヨゴレータ家の人たちは勝手のいいロボットにしか思ってない。ロボワンの健気な姿につらくなりました。いっそ完全なロボットか、普通の犬だったら。■最後、ちょっとほっとしたけど、お向かい…?見つからないかな…?2014/01/21
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