つぐみ通りのトーベ

ロン，ビルイット【作】〈Ｌ¨ｏｎｎ，Ｂｉｒｇｉｔ〉/佐伯 愛子【訳】/いちかわ なつこ【絵】

徳間書店（2008/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 139p／高さ 22cm
• 商品コード 9784198625078
• NDC分類 K949
• Cコード C8097

内容説明

トーベは、小学校二年生の元気な女の子。近ごろ、親友のエンマがクラスのほかの子と仲よくしているのが、ちょっと気がかりです。ある日、エンマの誕生日パーティーでみんなにわらわれたトーベは、パーティーをこっそりぬけだしたあと、まいごになってしまいます。うちを見つけようと高い木にのぼったけれど、おりられなくなってしまい…！？すこし内気な女の子が、ちょっぴり成長するさまを楽しく描いた、さわやかな読後感のスウェーデンの児童文学。

著者等紹介

ロン，ビルイット［ロン，ビルイット］［Ｌ¨ｏｎｎ，Ｂｉｒｇｉｔ］
１９４９年スウェーデンに生まれる。高校で国語の教師を務めた後、１９８７年に作家としてデビュー。以来、児童文学作品を発表し続ける一方、英語、ドイツ語、オランダ語の児童文学・哲学関係の書籍の翻訳でも活躍。ロバート・ウェストールやマーガレット・マーヒーの作品のスウェーデン語訳も手がける。スウェーデン北部ノールボッテン地方の歴史に詳しく、創作では、同地方を舞台にした作品が多い。最近は「ポール」シリーズなど小学校低学年向けの読み物を多く発表している

佐伯愛子［サエキアイコ］
１９７３年長崎生まれ。国際基督教大学教養学部語学科卒業。英国のイーストアングリア大学で北欧語学を専攻、ストックホルム大学でスウェーデン語を学ぶ。スウェーデン、英語圏の児童書の紹介に意欲的に取り組んでいる。アメリカのフィラデルフィア在住

いちかわなつこ［イチカワナツコ］
市川菜津子。１９７４年生まれ。絵本、児童書の挿絵で活躍中。千葉県在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[けいねこ]

一つハードルを越えたなら、次のハードルも越えられる。高い木に上れたら、遠くまで見える。高みから見渡すことができたなら、小さなとげとげなんて、へっちゃらになる。　トーベが、ひっかかっていたあれこれを乗り越えていくところが、痛快で爽快です。 　だいじょうぶ、君を見守ってくれている人が、ここにちゃんといるから。

2008/05/15

[ぱせり]

トーベの悩みや考え方は、わたしたちにも身近なこと。それを乗り越えるための冒険がとってもすてきなことでよかった。背が急にのびたように見える（自分にも人にも）、これは、とってもすてきな表現、と思いました。

2008/04/25

[ようこ]

友だち関係の難しさとか気おくれとか勇気とか、そういう気持ちに国境はないんだな、と思える一冊。

2009/11/07

[kyoko]

小学２年生の女の子が主人公。友達の事で、ちょっぴり悩んだり・・・でもいろんな事があって成長していくんだな～(^^)

2009/08/23

[HNYYS]

図書館本。素敵なお話でした。壁を乗り越えたら更なる高みへ。一回りも二回りも成長して、見方も変わる。大人もそうありたい。小学生女児読書感想文用に。

2018/07/30