内容説明
荒唐無稽な設定の中に、ぞっとするようなリアリティがある。カフカの『城』へと再び至る道を示す傑作。不条理な『城』の由来するところを描くことで、日本の「今、ここ」の深い真実を照射する。
著者等紹介
目黒条[メグロジョウ]
1965年東京生まれ。88年、中央大学文学部文学科(仏文学専攻)卒業。2000年よりフリーランスとして翻訳、文筆業を開始。05年、『ピローマン』の翻訳で第12回湯浅芳子賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roomy
12
初目黒作品。帯の通り毒はある。私には苦手な毒だな。すごい設定で、ゾクッとしながらも読んでしまった。読後感はよくないな。2012/10/12
マサキ@灯れ松明の火
11
誰もが「カルト」に属しなければならないパラレルな日本が舞台です(・∀・)読後の後味悪いですね。。それでも、読ませる力が凄いです(・∀・)目黒条さん、初読みです。。2012/01/03
akaichihiro
3
何となく惹かれて図書館で借りて読んだ本。うわーブラック。読んでるのが気持ち悪くなる…そして何じゃこりゃ!?とつぶやいて終了。2016/04/23
ぐずぐず
3
図書館で借りたので、帯の惹句は今初めて見た。「村上龍から毒気を抜いたみたいだなぁ」というのが、私の感想だったのだが・・・。2013/05/25
ミテイナリコ
3
設定が、少し苦しいが、そういうの抜きにして読んでしまう。ブラックだなあ。2012/03/22
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