内容説明
自分の思うとおりに毎日たのしく生きている「ぼく」。でも、たまには、おちこむこともある。そんなとき、「ぼく」は…。「絵本という表現方法を最大限に生かした、実に絵本らしい絵本」と絶賛された、ドイツの実力派若手絵本作家の代表作。5才~。
著者等紹介
ヴェヒター,フィリップ[ヴェヒター,フィリップ][Waechter,Philip]
1968年、ドイツ・フランクフルト生まれ。マインツの専門大学でコミュニケーションデザインを専攻。在学中から創作活動を始め、95年よりイラストレーター、グラフィックデザイナーとして活躍。99年には他のイラストレーターたちと共同アトリエ「Labor」を設立。絵本に「ロージーとおばけやしき」(未訳・2006年度ボローニャ国際絵本原画展入賞)などがある。絵本作家のフリードリヒ・カール・ヴェヒターは実父
ビナード,アーサー[ビナード,アーサー][Binard,Arthur]
1967年、アメリカ・ミシガン州生まれ。コルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日、日本語の詩作を始める。『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞、『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、『ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小夜風
20
【図書館】小さな絵本。自分の思う通りに毎日楽しく生きているぼく。でも時々心細くなる。そんな時は…。何かすんごく幸せそうで良いなぁ。あ、全然ひとりぼっちなんかじゃなかったです。2014/11/23
しぃ
18
これをティーンズコーナーに置いていた図書館に拍手。可愛い絵とサイズとタイトルに騙されそうだけどチビッコ向けじゃない。読み聞かせられるんじゃなく、自分で手にとって出会えたら宝物になるかもしれない。2023/08/23
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
どこにでもひとりで出かけていって、新しいことにも挑戦して、みんなとも仲良くできる。ぼくはこんなじぶんがすき。でもね、ぼくもなんだか心細くなるときがある。そんなときは、ひとりぼっちだって感じたときは……。 主人公のクマさんはあなた自身やあなたの知ってる誰かに似ているかもしれない…。 2020/01/28
くるみ
7
卒業の季節に読み聞かせオススメと聞いてよんでみました。どんな本もそうといえばそうだけど、私は、これは安易にマス対象に読みたくないと感じました。自分で手にとって読む本かなと。本当につらい子にとっては、読み聞かせられたら、さらにつらくなる気がして。2019/01/25
Taka
6
まさか絵本で彼女欲しいと思わされるとは思わなかった笑。ひとりでなんでもできちゃっても、やっぱりひとりは孤独で心細い。愛する人がいるから頑張れる。支えあう大切さを温かく教えてくれる絵本。2015/08/24