内容説明
球界で、教育現場と政界で、子供たちの心の荒廃を憂えてきた僕たち。いじめやシゴキにあった、不登校だったこともある二人の勇気と希望の直球対談。
目次
第1章 諦めに覆われた子供たち―挫折もないかわり夢もなく(栄光暗転の夜の対談;「自発スイッチ」が消えた子供たち ほか)
第2章 失敗した子はほめてあげる―成功はつまずいた子のもの(古田選手会長、苦渋の決断;ピンチこそチャンスと、子供たちに ほか)
第3章 チームワークができますか?―情報社会が要求する新能力(斎藤佑樹、ヤクルトキャンプへ;体験させたいチームスポーツ ほか)
第4章 ナナメのおとなの力とは?―コミュニティ・スクールという試み(シドニーでのカルチャーショック;地域住民を教師のアシスタントに ほか)
第5章 キャッチボールの復活を!―親が球を拾う姿を見せる意味(キャンプ地での約束;キャッチボールと父親の不可分な関係 ほか)
著者等紹介
古田敦也[フルタアツヤ]
東京ヤクルトスワローズ選手兼任監督。捕手。1965年兵庫県生まれ。立命館大学卒業後、トヨタ自動車に入社、88年のソウルオリンピックで銀メダルを獲得。90年にヤクルト入団以来、MVP2回、首位打者1回、正力松太郎賞1回など数々の栄誉を受ける。2004年の球界再編時には選手会長として尽力し、2リーグ制球団数維持を確保。05年4月には大学社会人出身の選手としては初めての2000本安打を達成した。06年から現任
鈴木寛[スズキカン]
参議院議員。中央大学大学院客員教授、早稲田大学客員准教授。1964年兵庫県生まれ。灘中・高から東京大学法学部卒業。通産省勤務、慶応義塾大学SFC助教授を経て、2001年、民主党公認で参議院議員に初当選。以来、教育改革をライフワークに、05年には党の「次の内閣」文科大臣を務めた。地域住民が学校をサポートするコミュニティ・スクールを生み出し、150校まで拡大(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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