内容説明
十一歳のチャーリー・ボーンは、伝説の“赤の王”の血をひき、特別な力を持つ“めぐまれし者”の一人。写真や絵から声を聞いたり、絵の中に入ったりできる男の子だ。チャーリーの通うブルーア学園には、ほかにも“めぐまれし者”の子どもたちや、いつも悪事をたくらんでいる、校長の祖父イジキエル氏などがいた。ある晩イジキエル氏やその孫のマンフレッドが行ったあやしげな実験で、“赤の王”の子で残忍なボーラス王子の心を持った馬が、よみがえったらしい…!?一方チャーリーは、友だちのビリーの先祖が住んでいたという、きらめく“鏡の城”のことを知る。その城には、行方不明のお父さんと思われる黒い髪の人物が、閉じこめられているらしいのだ。チャーリーは、いてもたってもいられず…?はたしてチャーリーは、“鏡の城”でお父さんに会えるのか?また、イジキエル氏のもとから姿を消した馬の正体とは?新しい先生と新入生たちもくわわり、手ごわさを増す学園の悪の陣営に、チャーリーと仲間たちはどう立ちむかうのか?ますます盛りあがる、待望のシリーズ第四巻。
著者等紹介
ニモ,ジェニー[ニモ,ジェニー][Nimmo,Jenny]
1944年生まれ。イギリスの児童文学作家。舞台女優、BBC(英国放送協会)の子ども番組の制作などの仕事を経て、27歳から物語を書きはじめ、これまでに50冊を越える作品を出版している。1986年に“The Snow Spider(『雪のクモ』未邦訳)”がスマーティー賞を受賞。1997年の“The Owl Tree(『フクロウの木』未邦訳)”で二度目のスマーティー賞受賞、ほかの本でもカーネギー賞やウィットブレッド賞にノミネートされるなど、高い評価を受けている
田中薫子[タナカカオルコ]
1965年生まれ。子どものころ、米・豪で計五年半暮らす。慶應義塾大学理工学部物理学科卒。ソニー(株)に入社、英語教材の企画などを担当。退社後、児童書の翻訳に携わる
シェリー,ジョン[シェリー,ジョン][Shelley,John]
イギリス、バーミンガム生まれ。美術学校でイラストレーションを専攻。1983年からロンドンでフリーのイラストレーターとして活動を始め、1987年より日本在住。広告・絵本を中心に幅広く活動。初めての絵本『ザ・シークレット・イン・ザ・マッチボックス』で、1989年英マザーグース賞に入賞、アメリカではペアレンツチョイス賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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