内容説明
実録巨編の決定版、ついに刊行!日本最大のヤクザ組織・山口組。その礎を築いた田岡三代目が自ら綴った迫真の昭和史秘録。ひばり、力道山から日米安保まで―戦後日本の「真相」がこの一冊に凝縮されている。秘蔵アルバム完全公開。
目次
第1章 電撃篇(貧しく孤独な幼少時代;母の死 ほか)
第2章 迅雷篇(土建業山口組;浪曲興行、大成功 ほか)
第3章 仁義篇(広島代理戦争;打越信夫とやくざの系譜 ほか)
妻・フミ子の手記(襲名後十年;解散する理由はない ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョニーウォーカー
13
きっとどんな道に進んでもトップを獲れる人だったに違いない。終戦直後、わずか11人の若衆と9人の舎弟しかいなかった山口組を、一代にして構成員18万人という日本最大の組織へと押し上げた田岡一雄。その生涯を知るほどに「ヤクザ=悪」という概念は根底から覆される。いや、むしろ根幹に行けば行くほど、彼らの志は高く、義に富んでおり、堅気への暴力や恐喝は、目の届かぬ末端の者たちの仕業である節さえ感じた。そこに巨大組織の悲劇がある。それにしても巻頭の有名人との秘蔵ツーショット写真があまりに壮観すぎて笑ってしまった。2010/06/15
えなり
3
ifを想像することに意味はないが、多分ヤクザの道に入らなくてもトップを取ったであろう頭の良さと親分気質。読んでると段々「正義の味方」に思えてくる…。なんか、黒い中に灰色の部分がちょこっとある白黒はっきりしないヤクザの世界の一端を覗いた感じ。2011/11/29
はむズ
2
三代目の自伝です。 自身の活動を正当化したい気持ちが散見しています。 確かに戦後の混乱期や神戸の災害では街のために活動したとは思いますが。 個人的に“極道”という表現は嫌いです。いったい彼らは何の道を極めたのですか???2016/06/15
にゃおまる
2
今のヤクザと全然違う! 任侠が無くなったのは、三代目の後からか…。2016/06/30
seminoles
1
なんでも組織が大きくなると統制が効かなくなる。 情報は一方方向だと偏る。(本人、警察、週刊誌など) 本人自体は素晴らしい人なんだろうけど、自伝だからどこまで本当かは分からないと思う。2011/07/11
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