内容説明
草原をわたる風を感じたのは満天の星空に思いを馳せたのは夢を見たのはいつだったか人は現実だけでは生きられないのに。伊藤君は冬の間木炭焼きを生業としている。仕事は山から木を伐り出して木炭にすること夢の中に現れた樹霊たちのささやきは、木を伐らないことを訴えて、山によって生かされている主人公の心を揺らす。伐った木は大事に使ってくれよそれが種山ヶ原の木の願い。生きているのは人間だけではない。
著者等紹介
宮沢賢治[ミヤザワケンジ]
1896年生まれ、岩手県花巻市出身。盛岡高等農林学校(現・岩手大学農学部)卒業後同校研究科修了。花巻農学校の教師を経て羅須地人会を設立し農業指導に励む一方、文芸の道を志す。十代の頃から短歌を書き始め、以後、詩、童話へとその領域を広げた。1924年、詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を上梓するが、生前にはこの2冊だけが出版された。1933年37才で結核を患い亡くなったあとに、『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『セロ弾きのゴーシュ』など、数多くの作品が出版されている
男鹿和雄[オガカズオ]
1952年生まれ、秋田県出身。1972年、アニメーション背景美術の会社、小林プロダクションに入社し数々のアニメーション作品の背景に参加。スタジオジブリ作品では「となりのトトロ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「もののけ姫」などの美術監督を務め、「ハウルの動く城」「ゲド戦記」の背景も担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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