内容説明
無情な海賊ネズミ、穴蔵にひそむサソリ、炎龍の高嶺のあるじの勇猛なアナグマ、海賊にしいたげられた奴隷を命がけで救おうとするノウサギの戦士たち…。炎龍の高嶺とレッドウォールのきずながあかされ、多くの運命がからみあう、手に汗にぎるおもしろさの英米で人気の動物ファンタジー。『勇者の剣』『モスフラワーの森』『小さな戦士マッティメオ』に続く、待望の第四弾。
著者等紹介
ジェイクス,ブライアン[ジェイクス,ブライアン][Jacques,Brian]
1939年イギリスのリバプール生まれ。十五で学校を修了すると、港湾労働者、船乗り、長距離トラックの運転手、警察官、喜劇役者、フォーク歌手、と、様々な職を経験。また、戯曲を書いたりラジオ局で自分の番組を持つなど精力的に活躍している。デビュー作は「勇者の剣」
西郷容子[サイゴウヨウコ]
国際基督教大学卒。ICU博物館・湯浅八郎記念館、(財)日本野鳥の会の仕事を経て、人が自然とどうつきあい、さまざまな手仕事を生んできたかということに興味を広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェルナーの日記
52
本シリーズの4巻目。初代勇者マーティンの時代と、2代目英雄マサイアス時代の間を埋める物語。本シリーズには、必須のパターンがあって、勧善懲悪というテーマである。悪人は何処までも悪く、善人は何処までも善人。悪人は何をやっても上手くいかず、善人は何もかもが上手くいく。そして必ず悪は、敗れ去っていく。日本の時代劇『水戸黄門』や『遠山の金さん』のようなものである。この類は、安心して読むことが出来るが、逆にワンパターン化して面白味にかける傾向がある。それでも本シリーズが面白いのは、ひとえに著者の必筆の冴えであろう。2015/01/10
こば
1
小さな生き物たちが織り成す壮大な物語。筋書きは毎度ワンパターンやけど、キャラクターと世界観が魅力的やからか飽きることなく読めた。原書は20巻以上あるみたいやけど、残念ながら邦訳されてるのはこの巻まで。英語の勉強がてら、原書に手を出してみるのもありかもやけど・・・。2016/01/31
あおきんぎょ
1
レッドウォール伝説シリーズ第4巻。残念ながら邦訳されているのはこの本までです。時系列的には第3巻(マーティン)と第1巻(マサイアス)の間になります2014/07/01
saori
1
こんどのてきは、レッドウォールをおそったのも、ダンディンたちのてきも、船ネズミだった。がぶーるは、けっきょく、くろさそりに、ころされた。このはなしは、1,2,3のどのあとのはなしなんだろう。2012/11/11