内容説明
「年収300万円以下時代」に負けない生き方教えます。
目次
第1章 大分県豊後高田市に「昭和の町」が出現(衰退した「駅前商店街」が復活;人々の心をとらえた「本当の理由」 ほか)
第2章 「昭和三〇年代の夢」を実現する人たち(「田舎暮らしブーム」が意味するもの;「バブルの帝王」が行き着いた「計画」 ほか)
第3章 貧しくても「幸せ」に生きていた日本人(昭和レトロ商品ブーム;「三〇年代」という時代のプロフィル ほか)
第4章 ギリシャと沖縄に学ぶ「所得半減」計画(ダマされて体で覚える「大人の世界」;無駄な仕事を止める「所得半減」のすすめ ほか)
番外編 「所得半減」で「昭和三〇年代」の「幸せ」を取り戻す“六つのヒント”
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
1957年生まれ。東京大学経済学部卒業。大手金融系シンクタンク主席研究員。専門は計量経済学と労働経済学。2000年「IT株バブル」の真っ最中に、作られた株価の失墜を予告、また、「日銀のゼロ金利解除」発表と同時に「平成大不況」を警告し、金融緩和への道を切り開いた。サラリーマンの身になった経済分析で、新聞・雑誌はもとより、テレビの解説でも大活躍。硬軟両用を使い分ける、新時代の論客である
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感想・レビュー
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なりぶぅ
6
図書館で森永さん追悼コーナーに展示されていた本。物質的には豊かであっても精神的な貧しさを感じる現代に息苦しさを感じている私としては、本書の中にある昭和30年代の日本がキラキラしていてそこにいる人々も生き生きと生活している様が羨ましく思えた。 人と関わるのが苦手な私が昭和30年代の人間関係に適合できるのかはさておき、なんか緩くて曖昧な優しさがとっても心地良くて温かい。年老いても働き続けなければならない今よりも、少し不自由で裕福でなくても精神的ゆとりがあって優しさに溢れる社会で生きられたら幸せだろうなあ。2025/02/24
Humbaba
4
お金をたくさん所持することは、幸せになるために必須という訳ではない。確かにお金は便利な道具ではあるが、それを求めることに邁進して周囲が見えなくなってしまえばそのほうが不幸である。他者とのつながりがしっかりしていて食べていくことができればそれは幸せな社会であるとも言えるだろう。2016/11/02




