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内容説明
ぼくの名前は、ビューティフル・ジョー。かつて、この世にほんとうに実在した犬なんだ。ぼくのさいしょの飼い主は、わるい人で、ぼくの耳としっぽをちょんぎったんだ。すごく痛かった。でも、すぐにぼくを救い出してくれた人がいた。こんなぼくなのにビューティフル・ジョーと名づけてくれた人がいた。生涯にわたってやさしく、ぼくをたいせつにしてくれた人がいた。ぼくは、ほんとうに人間たちみんなに感謝して、いまは天国にいる。そして、ぼくと人間たちとの波乱万丈の交流を描いたこの本が、100年たったいまでも、世界中のおとなと子どもたちに読みつがれていることに、ほんとうに驚いている。ぼくのいまの願いはひとつ。でも、ここでは言わない。それはこの本に書いてあるからね。この本を読んだみんなは、ぼくの願いをきっとわかってくれると思うんだ。
著者等紹介
サンダース,マーシャル[サンダース,マーシャル][Sanders,Marshall]
1861~1947。本名マーガレット・マーシャル・サンダース。カナダを代表する女流作家。代表作「ビューティフル・ジョー」はカナダで史上初のミリオンセラーとなり、初めてエスペラント語に翻訳されたほか、18ヵ国語に翻訳されている。カナダの児童文学ベスト10作品の一つとされているため、児童文学者としてもよく知られている。「ビューティフル・ジョー」の記録的ヒットに続き、続編「ビューティフル・ジョーの天国」ほか、動物を扱う物語を数多く残している。英国からメイフラワー号に乗ってアメリカに渡った清教徒の一団の直系の子孫として、1961年カナダのノヴァ・スコシアで、バプテスト牧師の父と、裕福な商家の娘だった母との間に生まれる。スコットランド、フランスなどで教育を受け、作家活動を始めたが、当時は女流作家の評価が低かったため、ペンネームをマーシャル・サンダースとしていた。1927年に著作活動を終えた後も講演などの活動を通じて多様な社会運動に参加。86歳でトロントで生涯を終える
東川恭子[ヒガシカワキョウコ]
動物ジャーナリスト。翻訳家。ハワイ大学卒業、ボストン大学大学院国際関係学部修了。ハーバード大学研究助手。約8年の滞米を経て1990年に帰国。以来「人と動物の絆」や、企業から自然まで幅広い“生き物”の共生をテーマに活動している。人と動物の関係学会会員
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