内容説明
村はずれの農場に、フランチスカという女の子がひとりで住んでいました。ある日、森へ野いちごをつみにいったフランチスカは、森のくまと友だちになり、いっしょに住むことにしました。くまには、名前がなかったので、アントンという名前もつけてあげました。村はずれの家で、ふたり、楽しくくらしはじめたある日のこと、村で火事がおこりました。村の人たちがしりごみするなか、アントンは、勇気を出して火の中にとびこんでいきますが…?元気でしっかり者の女の子フランチスカと、やさしいくまのアントンの、ちょっぴりせつない友情のものがたり。小学校低・中学年から。
著者等紹介
トプシュ,ヴィルヘルム[トプシュ,ヴィルヘルム][Topsch,Wilhelm]
1941年生まれ。電気技師の仕事をしながら、夜間大学で勉強をして、教師の資格をとりました。現在は大学で教えながら、子どもの本を書いています。ドイツで、三十冊以上の本が出版されています
ヴィンターハーガー,ダニエーレ[ヴィンターハーガー,ダニエーレ][Winterhager,Daniele]
ドイツのケルン大学で絵画とデザインを学ぶ。グラフィックデザインとイラストレーションの学位を取ったのちに、子どもの本のさし絵の仕事をはじめた
斎藤尚子[サイトウヒサコ]
東京生まれ。上智大学大学院修士課程ドイツ文学専攻。専門は十九世紀オーストリア文学。現在、大学で教鞭をとる
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感想・レビュー
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