アニメージュ叢書
アトムの命題―手塚治虫と戦後まんがの主題

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198616748
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0095

内容説明

傷つく心と、傷つかない身体。なぜ手塚治虫はアトムを成長させなかったのか。

目次

序章 2003年4月7日・アトム誕生の日―その日、世界は「戦時下」にあった。
第1章 1947年4月1日・『新宝島』刊行―映像的手法という神話。
第2章 1930年代・手塚治虫以前―まんが記号説はいかにして生まれたか。
第3章 1945年6月・『勝利の日まで』脱稿―ミッキー・マウスに撃たれた少年。
第4章 1946年1月4日・手塚治虫デビュー―占領下のまんがと肉体を持った記号たち。
第5章 1951年4月・『アトム大使』連載開始―日米講和と大人になれないアトムたち。

著者等紹介

大塚英志[オオツカエイジ]
1958年(昭和33年)8月28日生まれ。父親は満州からの引き揚げ者。筑波大学卒業後、フリーの編集者として『リュウ』『少年キャプテン』(徳間書店)、『漫画ブリッコ』(白夜書房)等のまんが雑誌に関わる。80年代末から、まんが原作者及び批評家としても活動。『戦後まんがの表現空間』(法蔵館)でサントリー学芸賞受賞。学習院女子大学非常勤講師。批評誌『新現実』を主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わさわさ

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「アトムの命題」は「成熟の不可能性を与えられたキャラクターは、しかし、いかにして成長し得るのか」 手塚治虫先生の戦時下、占領下そして戦後とでその影響を探った本。2016/09/21

kafkalife

0
笙野頼子から。//メモ:前半分のみ。偶然にも手塚「神話」の解体。手塚=「エスペラント的」記号引用者、垣間見える「予備校」コンプレックス、石ノ森の功績。//こちらの神話解体は薄味だ。2009/07/09

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