内容説明
やさしいお父さんが航海に出ている間、世話をしてくれるはずの女の人からひどいめにあわされた、小さなスーザン。にげだしたスーザンを救ったのは、以前お父さんに助けてもらったラッシー川の白鳥でした。おどろいたことに、スーザンには白鳥のことばがわかったのです。白鳥たちとスーザンの、たのしく幸せな生活がはじまりました。ところが、もうじきおとうさんが航海から帰ってくるというのに、着る服がありません。どうしたらいいのでしょう…。一九三八年にイギリスで出版されて以来、版を重ねて読みつがれてきた美しい作品です。小学校低・中学年~。
著者等紹介
バーカー,シシリー・メアリー[バーカー,シシリーメアリー][Barker,Cicely Mary]
1895年、イギリスのロンドン南部の都市クロイドン生まれ。小さいころから絵ばかり描いていたが、病弱だったため、家で家庭教師に教育を受けながら、通信教育で美術の基礎を学ぶ。十五歳の時に、父親が売りこんだ絵が絵葉書になったのをはじめとして、自作の詩に、細密に描かれた植物と妖精の絵をそえた『花の妖精』シリーズを次々と発表し、大変な人気をよんだ。『白鳥とくらした子』は「白鳥の背に乗った夢を見た」ことに発想を得て書かれたという。1973年、現在も広く世界中で愛されつづけている数々の作品をのこし、その静かでしあわせな生涯の幕をとじた
八木田宜子[ヤギタヨシコ]
東京生まれ。東京大学卒業。児童書の編集を経て、児童書の創作・翻訳および児童文化の研究に従事
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感想・レビュー
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