家の中では、とばないで！

ブロック，ベティー【作】〈Ｂｒｏｃｋ，Ｂｅｔｔｙ〉/原 みち子【訳】/たかお ゆうこ【絵】

徳間書店（2002/10発売）

• サイズ A5判／ページ数 194p／高さ 22cm
• 商品コード 9784198615956
• NDC分類 K933
• Cコード C8097

内容説明

小さな女の子アナベルにはお父さんもお母さんもいません。でも、いつもいっしょにいる小さな白い犬のグローリアから、「そのうち、ほんとうのお父さんとお母さんが、かならずむかえにきてくれます」と言われていたので、さみしいと思ったことはありません。グローリアは、たった十センチほどしかない犬ですが、世界中のことばがしゃべれるし、なんでも知っているのです。さて、ある日のこと、しあわせにくらしていたアナベルの前に、ふしぎな金色の猫があらわれました。猫が、「アナベルは空をとぶことができるんだ」と言いだしたために…グローリアが話さずにいた、アナベルの秘密とはなんだったのでしょう？そして、金色の猫の正体は？アメリカで一九七〇年に刊行されて以来読みつがれているロングセラーです。小学校低・中学年～。

著者等紹介

ブロック，ベティー［ブロック，ベティー］［Ｂｒｏｃｋ，Ｂｅｔｔｙ］
アメリカの児童文学作家。代表作に「家の中では、とばないで！」「かげ（未訳）」など。現在は、大きくなったむすめたちといっしょに、アメリカのヴァージニア州アレクサンドリアに住んでいる

原みち子［ハラミチコ］
東京大学教養学部教養学科フランス科卒業。ブラジル、メキシコ、オーストリアに在住経験を持つ

たかおゆうこ［タカオユウコ］
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。大手玩具メーカーの企画デザイン室を経て、渡米。アメリカでカリグラフィー、水彩画、銅版画などを学ぶ。帰国後、グリーティングカード、広告、雑誌、絵本の分野の仕事を手がける
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[べあ]

【再読】小２か小３の時にとても好きだった本。物語を忘れてしまったので再読。ある日、小さな女の子アナベルと話すことができる小さな犬グローリアがバンコート夫人のもとに現れる。グローリアがアナベルを大切にしているところが印象的です。最後は家族っていいなと思える心温まるお話でした。

2014/02/21

[まはもめっさ]

謎解き、出会いと別れ、ラストのちょっとした仕掛けといろいろ取り揃えた女児向けファンタジー。ロングセラーとのこと、納得。

2011/05/26

[カヤ]

おもしろかった。アナベルはいい子だったのに、学校に通って外の世界を知ると好奇心が旺盛になりすぎてしまうところが、なんかハラハラするけど好き。あと、見返しのあらすじと序盤の視点が違うからしばし戸惑った。

2018/03/23

[ろばこ]

おしゃべりをしてたくさんの芸をする１０㎝ほどの小さな犬グローリアと彼女が仕える女の子アナベルが主人公。かわいくて夢のある女の子向けファンタジー。

2014/12/18

[食パン]

小４

2019/04/23