内容説明
ティナは八歳。ドイツに住んでいる小学生の女の子です。きょうはティナにとってとくべつな日。なぜって、生まれてはじめて、ひとりきりでおるすばんをするから。きょうこそ、なんでもひとりでじょうずにやって、おかあさんに見直してもらおうと、大はりきりのティナ。ところが、思いもかけないことばかり起こってしまい…?子どものうれしさ、さびしさ、たのしさをみごとに描いた、お話の名手コルシュノフによる、ドイツ児童文学の傑作です。小学校低・中学年~。
著者等紹介
コルシュノフ,イリーナ[コルシュノフ,イリーナ][Korschunow,Irina]
1925年、ドイツのシュテンダールに生まれる。1958年頃から幼児~小学生向けの物語を書き始め、70年代後半からは、十代や大人向けの作品でも高い評価を得ている、ドイツの作家・児童文学者
石川素子[イシカワモトコ]
1962年東京生まれ。10歳から13歳まで旧西独に滞在、現地の小学校・ギムナジウムに通う。東京大学大学院人文科学研究科独語独文学専門課程終了。現在、ドイツ語圏の児童書の翻訳・紹介に従事、二児の母でもある
矢島真澄[ヤジママスミ]
1952年生まれ。イラストレーター。主として広告の分野で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
ティナはドイツの8歳の女の子。ある日一人で留守番をすることになりました。なんでもきちんとやろうとはりきっていたのですが上手くいきません。お母さんが帰ってきて「すてきな1日だった」と思えたティナ。幼少の頃を思い出しました。 自分記録用 『あなたもブックトーク 第3章 短い時間にもブックトーク テーマ たいへんだ!どうしよう』中休みやお昼休みに。『よかったねネッドくん』→『ふしぎなテレビのいじわる作戦』→『ツバル 海抜1メートルの島国、その自然と暮らし』→『ティナのおるすばん』→『かぜがふいたら』2018/10/01
MIO
1
ドイツに住む八歳の女の子ティナ。お父さんはイタリア人で、アフリカに出張中。今日は初めて丸1日お留守番。なんでも大人みたいに一人で上手くやれるはずだったのに、家でも学校でも事件の連続で。よその人や、苦手な人にも一人で向き合わなくてはいけなかったけれど、今まで見えていなかったことがいろいろ見えてきて友だちとも新しい関係になりました。原題「やっぱりすてきな1日だった」ということになるのです。2020/05/05
ささ
1
子どものころから何度も読んでいる、面白くて大好きな本です。これは主人公ティナの一日のお話です。意地悪な男の子、友達とのケンカ、嫌いな先生、臆病なトルコ人のクラスメート。楽しみにしていたその日はいやなことばかり。でもこの日ティナには本当にいろいろなことが起こるんです。 続き https://kodomonohonnnomori.hatenablog.com/entry/2018/12/24/0211512019/02/13
dumpty
1
この本の原題は『やっぱりすてきな一日だった』です。たくさんの中から1冊を選び出すときには『ティナのおるすばん』がいいのかもしれませんが、読み終わったときには『やっぱりすてきな一日だった』と本を閉じるこの幸せな気持ちも大切にしてほしいです。副題とかでも良いんじゃないかと思います。2006/11/16
waraby
0
2002年徳間書店。改題再刊のようです。8歳の女の子ティナがひとりでお留守番。ティナのお父さんはイタリアの人。おばあちゃんのエピソードもよかった。クラスの友達に、トルコ移民の男の子がいます。2016/07/23
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