内容説明
メジャーは神話だったが、インディーは現実だった!負債総額約3億円、旗揚げ13年にして力尽きた老舗インディー団体社長が今明かす、カリスマの真相、プロレスの構造、業界に群がる輩、街金裏金約30社のキビしい追い込み…。リングの外で繰り広げられた笑い、怒り、悦び、涙のガチンコ勝負のすべて。
目次
第1章 軟禁
第2章 挑戦
第3章 訣別
第4章 愛憎
第5章 蜃気楼
第6章 不死鳥
著者等紹介
荒井昌一[アライショウイチ]
1965年、東京都足立区に生まれる。都立航空工業専門学校に入学。3年時に中退し、福祉施設に就職。その後、89年、旧FMWにリングアナウンサーとして入団。95年、大仁田厚引退後、新生FMWことフロンティア・マーシャルアーツ・レスリング株式会社社長に就任
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
0607xxx
12
90年代のプロレスを象徴する団体のひとつFMWの誕生から結末までが書かれているが、笑えない内容で衝撃だった。涙のカリスマと崇められ、お山の大将の大仁田厚が嫌われている理由がよーく分かり、一気に嫌いになった。2017/10/02
ステビア
12
FMWの誕生から死まで。辛い本だ。2016/10/06
Paper People
8
荒井昌一氏の命日に目にして手に取った。 金策に関する行は小説には無いリアリティがあり、荒井氏の感覚が麻痺していく過程に怖気を感じた。 経営者には不向きだったかもしれないが、これだけ愚直に物事と向き合える人間性に心を打たれた。2025/05/21
摩訶不志木
8
新生FMW社長が、FMW倒産までを語った一冊。とにもかくにも借金まみれで、プロレス団体を経営することの難しさを痛感する。団体末期のハヤブサのエピソードは辛かった。あと、大仁田のやってることは酷すぎる。2019/10/08
尿酸値高杉晋作
6
再読。 血で書いた本に見えた。 まさに地獄。 成功体験とは恐ろしい。 そして、文字通り全て持っていくOはおぞましい。2019/08/11