内容説明
ちいさなさるは、かばのおばあさんからおなはしをきくのが、だいすき。ところがあるひ、おばあさんが「おわかれだよ」といいだして…。おばあさんが話してくれたお話のおかげで悲しみをのりこえていくようすをあざやかな色彩でえがいたこころにのこる一冊。
著者等紹介
パトック,サイモン[パトック,サイモン][Puttock,Simon]
ニュージーランド生まれ。小さいころから英国人の父、オーストラリア人の母につれられて、世界中をたびしてまわる。8歳のころから作家をこころざし、イギリスのニューカッスルにある大学で英文学を専攻。パン屋の夜勤、DJなどの職を経て、書店で働きはじめる。現在はその書店の児童書コーナーの責任者をつとめる
バートレット,アリソン[バートレット,アリソン][Bartlett,Alison]
パートナーのニック、息子のジョエル、二匹の犬と一緒にイギリスのブリストルに住む。アングリア美術大学でイラストレーションの学位を取る。近年イギリスでもっともいきおいのあるイラストレーター
ないとうふみこ[ナイトウフミコ]
上智大学外国語学部卒業。三人の男の子の母親をしながら、翻訳の仕事をしている。児童書サークル「やまねこ翻訳クラブ」に所属し、ホームページやメールマガジンの編集などにもかかわっている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ochatomo
5
イギリスの絵本 原題“A story for hippo” 大好きなかばのおばあさんから別れを告げられた後、立ち直る若猿の姿に涙する 元本2001年 2002刊2018/10/05
timeturner
2
よくある死を受け入れる話だけど、にぎやかな色と絵柄のおかげでセンチメンタルすぎてはいない。でも、私はこの色使いと猿が苦手。2017/07/29
Olga
1
色のにぎやかさとは対照的なお話でした。2017/05/15
くるた
1
仲の良いお友達の死とお別れ。辛くても、いつかは必ずやってくるお別れです。年老いたカバに教えてもらった大事なことを、若いサルは、悲しみながらもきちんと見つけることができました。二人の友情と、カバとの別れの描き方にもう少し深みが欲しかったのですが…小さい子向けなのかな。あまり重くなく描かれているのが、むしろ良いのかもしれません。9分。2017/05/12
ギラたん
0
2歳11か月、図書館。少し長くて、2歳向きの内容ではないと思うのだけど、子どもは気に入って何度も読んだ。今まで子どもが読んだ絵本で初めて「死」が出てきた。2016/07/02