内容説明
８さいの王さまは、まいにちまいにち、大臣たちがきめたことだけをしなくてはなりませんでした。べんりなこともあるけれど、けっしてたのしいとはいえません。そんなある日、カラスにかんむりをぬすまれてしまった王さまは、村のかじやをよびだして…。「百まいのきもの」「たくさんのお月さま（コールデコット賞受賞）」で名高い画家スロボドキンの作品。
著者等紹介
ブランク，ジェイコブ［ブランク，ジェイコブ］［Ｂｌａｎｃｋ，Ｊａｃｏｂ］
１９０６‐１９７４。ボストン生まれ。ワシントンにある全米図書館協会等で書誌学者として活躍。子どもの本を始めとする稀覯本収集、アメリカ文学史編纂等に業績を残した
スロボドキン，ルイス［スロボドキン，ルイス］［Ｓｌｏｂｏｄｏｋｉｎ，Ｌｏｕｉｓ］
１９０３‐１９７５。ニューヨークの美術学校を卒業後、彫刻家として活躍。児童文学作家Ｅ・エスティスとの出会いにより「元気なモファットきょうだい」「百まいのきもの」（岩波書店）等の挿絵を手がける。「たくさんのお月さま」（徳間書店）でコールデコット賞を受賞した後、子どもの本の仕事に専念し、自作の絵本・児童文学を多数残している
八木田宜子［ヤギタヨシコ］
東京生まれ。東京大学卒業。児童書の編集を経たのち、児童書の創作・翻訳および児童文化の研究に従事
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感想・レビュー
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MI
74
ホレンショ王は8歳。たくさんの大臣とともに毎日忙しく過ごしてました。大好きな釣りをしたいのですが、なかなかすることができません。ある時馬にのって入ってる途中、王様のかんむりをカラスが加えて飛んでいってしまい大慌て。そんな時、町の噂で大声を出すかじやがいることを大臣が聞きつけ、かじやを王様の所へ連れてきました。かじやの大声でカラスはびっくりし、かんむりを落とすのか！？とてもユニークで可愛らしい王子の話2024/07/25
たーちゃん
21
息子が選んだ絵本。息子は最後まで黙って真剣に聞いていました。2023/01/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
王さまは8歳の少年。大人の大臣たちの言う事だけをきいて過ごす毎日に楽しさはありません。けれど王さま、自分が心から信じられる大人と出会い、賢い王さまは心豊かな毎日をおくれるようになります…。2020/11/15
ゆるり
9
地味だけど、動きのある絵でした。淡い色のページと はっきりした色使いのページが、変化を出しています。ヒマ人の大臣たちに囲まれて、 義務だらけの毎日を過ごしていた8歳の王様の前に、ひょんなことから、鍛冶屋という実直な男が現れます。鍛冶屋は中身のある男でしたから、公私共々、王様の親友と片腕になってくれるというお話です。8歳の王様にも、見る目があったのですね！2018/07/08
こどもふみちゃん
9
8さいの王さまは、毎日毎日、大臣たちがきめたことだけをしなくてはなりませんでした。便利なこ事もあるけれど、決して楽しいとはいえません。そんなある日、烏に冠を盗まれてしまった王さまは、村のかじやを呼び出して…。「百まいのきもの」「たくさんのお月さま(コールデコット賞受賞)」で名高い画家スロボドキンの作品。BYamazon4・5・6・7・8歳向け。2012/02/16
