ロビンソンの島、ひみつの島

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198613921
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8097

内容説明

夏休みだというのに仕事ばかりしている両親が、罪ほろぼしに買ってくれたゴムボートで、広い湖にこぎだしたヨー。偶然、無人の小さな島を発見すると、さっそくひとりで「ロビンソン・クルーソー」ごっこを始めた。ひとりで遊んでいてもつまらないな、と思い始めた矢先、外国人の少年スターネが泳いで島にやってきた。「スターネがぼくの召し使いのフライデーになってくれたら…」と思うヨー。スターネは、こんな広い湖を泳いでわたれるぐらい何でもできる、かっこいい少年だった。手こぎボートでやってきたユルちゃんという女の子もすっかりスターネに夢中のようだ。ヨーの中に、むくむくと見栄っ張りの心とやきもちの心が芽生えはじめ、3人の関係はじょじょに…冒険、初恋、友情…新しい出会いを通して成長していく少年の夏を描く!小学校中・高学年から。

著者等紹介

コルドン,クラウス[コルドン,クラウス][Kordon,Klaus]
1943年、旧東ドイツの、ベルリン北東部に生まれる。父親は戦死、母親は1956年に亡くなる。その後、児童福祉施設、後に少年ホームで暮らす。いくつかの職業を経験した後、市民大学に入学、国民経済を学ぶ。1973年、東ドイツから西ドイツに移る。現在、ベルリン在住。1980年よりフリーの作家として活動。数多くの作品(小説、詩、児童文学)がさまざまな外国語に翻訳され、国内外の著名な賞を受けている。1995年にケストナーの伝記でドイツ児童図書賞

本田雅也[ホンダマサヤ]
1964年東京生まれ。東京外国語大学大学院博士後期課程修了。ドイツ近現代文学、児童文学専攻。現在は大学で教鞭をとる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マツユキ

17
夏休み、別荘に来たのに、作家の母と役者の父は自分の仕事で頭がいっぱい。ボートを買ってもらったヨーは、自分だけの島を見つけるが…。その年齢で?と思うけど、少年少女の出会いがあり、三角関係でぎくしゃく。差別を含めて、悪気がなくても人を傷つけてしまうし、悪気だって簡単に持てちゃうもの。この作品では、何度もヒヤヒヤする場面がありました。本当、一歩間違えれば…なんですが、主人公が自分を見つめ直し、家族や友人とこの夏を過ごせて、良かった。ハッピエンドは良いね。2023/11/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/593790
  • ご注意事項