内容説明
中国四大美女のひとり、西施の古典故事を下敷きにした表題作ほか、ユーモアと哀感溢れる武侠ロマン傑作集。
著者等紹介
金庸[キンヨウ]
1924年、浙江省海寧県生まれ。1955年、「書剣恩仇録」を発表。壮大かつロマンあふれるストーリーで一躍、武侠小説の雄となる。以来十二部の長編小説を創作、香港・台湾及び中華世界において、幅広い層の読者に支持を得て、“国民作家”となる。その人気は中国本土にも及び、1995年には、現代中国の代表的な作家を選んだ「二十世紀中国文学大師文庫」で、魯迅、沈従文、巴金に続き、第四位におかれている
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感想・レビュー
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しゅてふぁん
48
少し前から気になっていた金庸作品。長編は最後まで読み切る自信がないのでまずは短編から。三編が全く違った趣の作品で、読みやすかったのは西域を舞台にカザフ人と漢民族間の民族問題を描いた一作目の『白馬は西風にいななく』。呉越の戦いを描いた表題作の『越女剣』も良かったけど、自分自身の中途半端な歴史の知識に引っ張られて物語に集中できなかったのが残念。いつかは長編を読んでみたい。2021/05/22
ぬのさと@灯れ松明の火
3
武侠小説を読むのは初めて。西施の名前が夷光なのって、何が出典なんだろう……。2012/05/21
史
1
砂漠地帯の風雨と雪風のような一本目。賑やかで派手な二本目。歴史の刹那的な三本目。どれも味わい深く、面白い。2020/10/11
半べえ (やればできる子)
0
★2017/11/24
木倉兵馬
0
三つの中編が入った一冊。山田風太郎が好きなのですけれども、この金庸という作家や武侠小説とも相性が良いのでは? と思いました。「白馬は西風にいななく」は西域を舞台とした悲恋の話で、漢人とカザフ人の二民族に挟まれた主人公の切なさが響きました。「鴛鴦刀」はコメディで変わり者がどんじゃか出てきて楽しく、最後のオチも好きです。「越女剣」は呉越の争いに題材を取った、やはり悲恋(ある人物にとっては)の話。ラストはそういう終え方もあるのか、と唸れます。読んで損はありませんでした。同じ作家の別作品も読んでみたいです。2017/11/01
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