大魔神

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 169p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198613488
  • NDC分類 912.7
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

69
悪家老にその嫡男、私服を肥やす商人や欲に取り憑かれた町人たち、乱暴者の与太者にその腐敗ぶりはソドムとゴモラか?殿様、姫様、主役級の若侍まで惜しげも無く葬られ大魔神の怒りの舞台を準備する。ペチペチペチペチ…踏み潰す♪プチプチプチプチ…握り潰す♪大魔神のお通りだ〜♪緒形拳も浜の大魔神もびっくり仰天…友情出演!暴れ疲れた大魔神、乙女の涙に去って行く〜終劇!p.s.大魔神著『筒井康隆』ではない(笑)2016/07/02

Bugsy Malone

41
大映映画「大魔神」の設定や雰囲気を踏襲しつつも、時代に合わせたストーリー、より容赦のない魔神ぶりに心が湧く。終盤では筒井康隆さんならではの、大魔神がにやりと笑うシーン(ぜひ映像で観てみたい)や、思わず笑ってしまう緒形拳さんが登場するシーンもあり、カットを想像しながら読みすすめるのが楽しくもありました。2015/06/22

まえすとろ

26
1999年大映映画が怪獣映画「ガメラ」三部作を完結するに当たり、次の特撮映画の柱として企画された「大魔神」。大型特撮時代劇映画にふさわしい脚本を担当したのが、かの筒井康隆御大。「講」(ねずみ講)によって束の間の利に沸き狂い信仰を忘れ堕ちたる民衆、私腹を肥やす悪家老とその謀略に利用される「かぶき者」の姿は、かつてバブル景気に沸いた国民、私利私欲に走る政治家、政府のプロパガンダを広めるだけの存在と化したマスコミのメタファーであり『日ノ本の国』をダメにした日本国民を大魔神は憤怒の形相で踏み、握り潰して回る。 2015/04/26

5〇5

7
あの筒井康隆が、なぜ大魔神?なぜシナリオ?と思いつつ頁をめくった ♦映画「大魔神」のテイストそのままにストーリーは展開していく ♣名前のある登場人物の、半分以上が殺されてしまうという、なかなかのエキセントリックさだ ♥そして、残り十数ページという終盤で突然登場する2人の役者とそのセリフのシーンに、思わず大爆笑してしまった ♠冒頭の疑問が氷解した気がした。文章にしてわずか七行であるが、これが書きたかったのかと。2019/01/18

aaboo

1
子供の頃見た、映画のテレビ放映を思い出した。2020/01/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/434800
  • ご注意事項

最近チェックした商品