内容説明
平民宰相・原敬暗殺の謎が今明かされる!!ダビデの洗礼名をもつ原敬は明治41年夏、「180日間世界一周」の旅に出た。その目的とは?20世紀初頭の欧米で待ち受ける罠とは…。新進気鋭の作家が書き下す渾身の歴史ミステリー。
著者等紹介
松田十刻[マツダジュッコク]
1955年、岩手県生まれ。立教大学文学部卒業、新聞記者、フリーライターなどを経て、小説を執筆。著書に『チャップリン謀殺計画』『ダッハウへの道』などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
OZ
9
東京駅で暗殺された原敬の物語。歴史上の人物や出来事を引用しながら作られた歴史的フィクションサスペンス。実際の人物名などを利用している分、現実味がましているのにフィクションという面白さ。危うく信じてしまうところだった。 本当に面白い。2021/02/19
シロビ
6
作者の想像力凄い。原敬が洗礼を受けていたという史実を軸に物語が展開していくのだけど、かなりとんでもな設定。とても面白く読みました。作者さんの原敬への愛がひしひしと伝わってくる。原さんがとってもダンディー!色々なものに関心を持ち、触れていきながらも、自分の芯はぶれないとこが良いです。後書きを読んで、原敬記念館と、原敬日記はやはりおさえておかないとなぁ、と思った。2016/03/30
-
- 和書
- 轟沈日誌