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トムのほんとうのうち

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  • サイズ B6判/ページ数 125p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198613037
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

トムは「とくべつな子ども」です。それは、トムが、おとうさんとおかあさんに「えらばれた」子どもだからです。そう、トムは養子でした。けれども、おとうさんとおかあさんに、ほんとうの赤ちゃんができると、トムは、「もらい子なんかより、ほんとうの子どものほうが、いいにきまっているじゃないか…」と、考えるようになりました。それからというもの、トムは、庭の木の上につくったかくれがで、ひとりすごすことが多くなり…血のつながらない親子が心のすれちがいをのりこえ、ほんとうの家族になるまでをえがいた、心あたたまる物語。スコットランド文化庁賞受賞作。小学校低・中学年~。

著者等紹介

リンガード,ジョーン[Lingard,Joan]
小説家。英国スコットランドのエディンバラで生まれ、北アイルランドのベルファーストで18歳まで過ごす

こだまともこ[コダマトモコ]
東京に生まれる。早稲田大学文学部卒業。出版社に勤務の後、児童文学の創作と翻訳をはじめる。創作に「3じのおちゃにきてください」(福音館書店)、翻訳に「クリスマスキャロル」「ロックリバー物語」「メニム一家の物語」シリーズ(講談社)、「シュトルーデルを焼きながら」(偕成社)、「草原のサラ」「屋根裏部屋のエンジェルさん」「妹になるんだワン!」「レモネードを作ろう」(徳間書店)などがある

田口智子[タグチトモコ]
東京に生まれる。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒。日本児童出版美術家連盟会員。1987年第6回サンリオイラストコンクール優秀作品賞受賞。単行本の仕事のほか、雑誌、タロットカードの絵なども手がける。子どもの本の仕事に「トム・ソーヤの冒険」(講談社)、「シートン動物記3」(学研)、「クリスマス・イブにきたおとこのこ」(ドンボスコ社)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケロリーヌ@ベルばら同盟

24
トムは赤ちゃんの時、養子縁組によってワトソンさんの家の子どもになりました。養父母は、その事をしっかりと本人に話し、トムは自分を「選ばれた特別な子ども」と信じていました。けれど、小学校に上がり、友だちの家庭を見るうちに産みの母への想いが芽生えた頃、ワトソン家に赤ちゃんが生まれる事になり…。「ほんとうの赤ちゃん」「ほんとうのお母さん」「ほんとうの家」「ほんとう」にこだわるトムの心が切なく、幼い息子の葛藤を愛情を持って受け止めるワトソン夫妻の高潔な姿勢に心打たれます。本当の家族とは深く考えさせられる作品でした。2018/08/04

さいちゃん

4
読み友さんのレビュー「大人に読んでほしい児童書」という言葉から図書館で借りてくる。外国では普通だとされている本人への養子であるという伝達により、血のつながりのないことへの不安を感じた時の心の動揺が痛々しかった。しかし家族は血だけではなく、お互い愛し信じあう心で成り立っていることが描かれていて素敵なお話だとしみじみ思った。人の心の美しさを信じさせてくれる素敵な本。読み友さんありがとう。 鉛筆で描かれている(?)田口智子さんの挿絵も児童書にピッタリな優しい柔らかさがあって、正直で深い愛情をより伝えてくれた。 2018/08/17

航輝

1
図書館本 貰い子のトムとトムを貰った両親の物語 本当の母親が見つかるかと思ったけど、そんなに甘くはなかった だけど、両親の想いは本物2022/08/15

読み人知らず

1
もらい子について。養子をもらったら、その子供をどう育てるか。真実を教えるのか教えないのか。この本の中では教えて育てているけど、やっぱり本当のお母さんに対する思いが募ったりするわけで。難しいところだと思います。2009/09/16

あーずみん

0
1人になれる場所がこども、いや大人にも必要なんだな、と思いました。2017/01/25

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