内容説明
トムは「とくべつな子ども」です。それは、トムが、おとうさんとおかあさんに「えらばれた」子どもだからです。そう、トムは養子でした。けれども、おとうさんとおかあさんに、ほんとうの赤ちゃんができると、トムは、「もらい子なんかより、ほんとうの子どものほうが、いいにきまっているじゃないか…」と、考えるようになりました。それからというもの、トムは、庭の木の上につくったかくれがで、ひとりすごすことが多くなり…血のつながらない親子が心のすれちがいをのりこえ、ほんとうの家族になるまでをえがいた、心あたたまる物語。スコットランド文化庁賞受賞作。小学校低・中学年~。
著者等紹介
リンガード,ジョーン[Lingard,Joan]
小説家。英国スコットランドのエディンバラで生まれ、北アイルランドのベルファーストで18歳まで過ごす
こだまともこ[コダマトモコ]
東京に生まれる。早稲田大学文学部卒業。出版社に勤務の後、児童文学の創作と翻訳をはじめる。創作に「3じのおちゃにきてください」(福音館書店)、翻訳に「クリスマスキャロル」「ロックリバー物語」「メニム一家の物語」シリーズ(講談社)、「シュトルーデルを焼きながら」(偕成社)、「草原のサラ」「屋根裏部屋のエンジェルさん」「妹になるんだワン!」「レモネードを作ろう」(徳間書店)などがある
田口智子[タグチトモコ]
東京に生まれる。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒。日本児童出版美術家連盟会員。1987年第6回サンリオイラストコンクール優秀作品賞受賞。単行本の仕事のほか、雑誌、タロットカードの絵なども手がける。子どもの本の仕事に「トム・ソーヤの冒険」(講談社)、「シートン動物記3」(学研)、「クリスマス・イブにきたおとこのこ」(ドンボスコ社)などがある
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感想・レビュー
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さいちゃん
航輝
読み人知らず
あーずみん