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内容説明
昭和38年、能登半島の沖合に2人の叔父と漁に出たまま、忽然と姿を消した13歳のわが息子。必死の大捜索もむなしく行方不明となり、涙も涸れ果てた24年後、生きていることを知らせる手紙が届く。それは北潮鮮からのものだった。一体なぜ、どうして北朝鮮にいるのか?一人の平凡な主婦が、政治の壁に阻まれながらも、平壌へと旅立ち、息子との再会を果たす。が、それはまた、新たな闘いの始まりでもあった。息子よ、お前に日本の土を踏ませたい―。
目次
1 能登の海で消えた三人
2 北朝鮮から来た手紙
3 「武志ちゃん、生きてたよ」
4 二十四年ぶりの再会
5 本当は何があったのか
6 平壌への仕送り
7 「おとろしい国」への訪問
8 寺越武志は日本人
9 「お母さん、心が痛いですよ」