内容説明
町じゅうの人たちがじまんに思っている、手入れのいきとどいた美しい公園に、たったひとつだけ、きれいじゃないものがある。きずあとだらけの、悪さばかりする、きたならしいのらねこだ。ねこは、あちこちに穴をほり、そうじのじゃまをし、カフェのバターをなめ、花のなえをたおしてしまう。庭師がしらのモーガンさんは、何年ものあいだ、このねこを追いまわしていた。でも、いまでは、みんながねこをだいじにするようになった。そのわけは…?ほこりたかいのらねこと、公園で働く人たちをめぐる、心にのこるお話。小学校低・中学年~。
著者等紹介
ロス,ダイアナ[Ross,Diana]
1910年生まれ。『小さな赤い機関車』シリーズで知られる子どもの本の作家。絵を学び、1930年代には美術教師として働いたが、その後絵本の文章を書き始める。自分の創作絵本には、すべてほかの人が絵を描いている。ほかの作品に『ひゅー、ひゅー、かぜがふいたよ』など
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感想・レビュー
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花林糖
16
(図書館本)公園の嫌われ者のノラ猫が市議会からの雇われ猫になるまでのお話。公園で色々な人から美味しいお裾分けを頂いていたノラ猫にはキャットフードは不味いのね。悲哀さの少ないノラ猫のお話。2019/05/20
ろばこ
0
エドワード・アーディゾーニの挿絵。公共の美しい公園に住み着いたうすよごれたのら。彼が市議会からやとわれた、特別なのら猫になるまで。2015/04/08
timeturner
0
さすが動物愛護の国イギリス。こんなに憎たらしいのら猫なのに・・・。ちなみに作者はアメリカの歌手とは無関係でした。2013/10/18