夏のねこ

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  • サイズ A5判/ページ数 53p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784198612313
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8797

内容説明

いつも夕暮れ時になるとやってくる不思議なねこに「りんごひめ」という名前をつけ、「うちのねこになってね」とかわいがる弟のベン。でも森の向こうに住む老婦人のねこだと知った時ベンは…。悲しみをのりこえていく弟とやさしく見守る姉の繊細な気持ちを描いた幼年童話。

著者等紹介

ノッツ,ハワード[Knotts,Howard]
アメリカのイリノイ州スプリングフィールド生まれ。シカゴ美術大学を卒業。アメリカの多くの美術館に作品がおさめされている画家。妻とたくさんのねこと一緒に、二百年以上前に建てられた農家に住んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ままこ

94
きれいな模様の小さいねこを見つけた姉弟。りんごひめと名付けて可愛がる。うちの猫になってほしいと願っていたけど…。ベンの気持ちを思いやるアニーの優しい心遣いにジンときた。ラストはほっこり。大好きな気持ちは繋がっていたね。また夏になったら…。こちらをジッと見つめる三毛猫の表紙やタイトルも素敵な心温まる作品。2019/08/06

ふう

90
大好きな猫への愛情と、人への愛の物語。一匹の猫を大好きになった少年と、その猫を大事にしている飼い主の、どちらの気持ちもよくわかって胸を打たれます。夏が終わって、町に帰った猫が、夏の日々や少年のことを思い出す場面も切ないけど、猫にとってはきっと温かい思い出ですね。また、夏になったら…という最後の1行にちょっとホッとしました。猫の絵の、じっと見つめる目が好きです。2018/07/29

ぶんこ

44
アニーとベンの姉弟と犬のスロッピーが家に帰ってきたら、リンゴの木に子猫が!毎日夕方になると現れてリンゴの木に登っていきます。可愛くて自分の猫にしたいベンでしたが、毎夏やってくるおばあさんの猫でした。思わず隠してしまうベン。悲しんでいるおばあさんに返しに行く弟への姉の愛情が素晴らしい。また犬と一緒に寝ている猫の絵も素敵でした。2019/01/06

ぶち

42
読友さんの感想を拝見して、すごく読みたくなり、また、ねこ絵の瞳をぜひとも観たいと思っていました。手にとって表紙の絵を見たとき、ドキッとしました。ほんとうに目力の強い魅力的で蠱惑的な瞳です。そして、三毛の毛並みの綺麗なこと.....少年が魅かれてあのような行動にでてしまったことも無理からぬことだと納得できるほど美しいのです。最後、夏ねこが雪を眺めながら少年やその姉、飼い犬と過ごした夏を懐かしく思い出し「夏がきたら...」と想っていることについホロリと.....良い本を紹介してくれた読友さんに感謝です!2018/08/18

ベル@bell-zou

38
人は、誰かを悲しませていると気付いたとき、思いやることを知り成長するのかもしれない。姉・アニーの厳しくて優しい気遣い。弟ベンのりんごひめを大切に思う真心。大事なのはりんごひめ・夏ねこが"どこに帰りたいか"ということだね。2019/07/13

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