内容説明
ぼくのじまんは、うちのおばあちゃん。ローラースケートをはいて村に買い物にいったり、おぼれそうになった友だちをたすけたり。それにぼくたちのことを、とってもよくわかってくれる。ある夏休みのこと、ぼくたちきょうだいはおばあちゃんといっしょに、大きな町で動物園の園長先生をしている、おばあちゃんの弟の家にとまりにいくことになった。子どもぎらいだったおじさんも、ぼくらとくらすうちに…。ドイツで1960年代から読みつがれているロングセラーの児童文学。小学校低・中学年から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
NakaTaka
7
面白かった。はっきりした性格で、ローラースケートをスイスイ操るお婆ちゃん。孫たちもおばあちゃんが大好き。家出しようとする孫の動きを察知するおばあちゃん、最強。後半はおばあちゃんの弟が園長を務める動物園に、夏休みの孫たちを連れて行き一ヶ月過ごす。孫たちも個性豊かで面白い。2022/06/20
Olga
4
ドイツで1960年代から読みつがれていて、シリーズにもなっているらしい。おばあちゃんのキャラクターに最初はなじめなかったが、ペーターとふたりで留守番したとき、おばあちゃんなりのやりかたで苦手な食べものを克服させ、ひとりで着替えられるようにさせたのがよくて、そのあとは楽しめた。こういう普通の日常生活を描いた話は、今は逆になかなか見かけないし、原書で見かけたとしても、邦訳出版は難しそう。古典を発掘するしかないのかなあ。2021/08/27
naoco
3
小3息子に読み聞かせ。最初は、いまいちかなと思ったけど、読み進めていくうちにどんどんおばあちゃんが好きになっていく!ドイツでは続編が出ているようなので、日本でも出版希望。2012/09/11
timeturner
2
子ども向けのお話ではあるけれど、西部劇で見たカウボーイに憬れてアメリカに行こうと家出する子どもなど、1960年代のドイツの雰囲気がわかって興味深い。2013/01/17
希咲(きさ)
1
すごく個性的なおばあちゃんと、その孫たちの日常を描いた物語。 子ども(孫)たちはちょっと変わったおばあちゃんを少し恥ずかしく思っていたりするんだけど、いつしかおばあちゃんを誇らしく思うように…!こんなおばあちゃん、めちゃくちゃかっこいい! ドイツでは30年以上読み継がれるベストセラー作品で、続編も発売されているそうですが、日本ではどうも未出版…。ぜひ出版してもらいたい!2024/02/01




