内容説明
ナガナガは、ながーいながーいいぬだった。あんまりながいので、ほかのいぬたちはおおわらい。でも、ナガナガはきにしない。だって、いちどにたくさんのこどもになでてもらえるいぬなんて、ほかにいるかい?それに、かいぬしのおばさんは、ナガナガをとてもかわいがってくれている。ところがそんなナガナガが、あるひいえでをした。そのわけは…?1960年代からアメリカで読みつがれてきたおおらかで楽しい絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さおり
56
昔、仕事で関わっていた脳性麻痺のちびっこに読んであげたらとても気に入り、手足が上手に使えないので本の端を噛んでは読んでと訴えてきたこの本。なので噛み跡だらけなのですが、仕事で読み聞かせに使うために久々に本棚から引っ張り出しました。やっぱり、興味津々で見てくれた!長く愛されている本ならではの、オーソドックスな絵と文がいいですね。2016/03/13
mug
27
ナガナガくんは ながーいながーいダックスフント。 自分のお尻は見えないし、 犬小屋からはみ出すし、 「ソーセージみたい」と笑われる。 でも、とっても優しいおばさんに飼われ 大事にされているからなのか、 余裕たっぷりで堂々としている✨ ぐっと寒くなったある日、 ありったけの小銭で、 自分のために毛糸を買おうとしてくれるおばさんのために ナガナガくんはある行動を起こし… お互いがお互いを思う心が、 ちょっと切ないけれど 読んでいて優しい気持ちになれました。2023/12/10
Kawai Hideki
27
1960年代からアメリカて読み継がれている名作絵本。胴体が非常に長いダックスフントの絵本では他に「ながいなが〜い」や「ナスビだよーん」などがあるが、本書のドラマ性は群を抜いている。他の犬達からの偏見に対する戦いあり、飼い主のお婆さんとの友情あり、貧しい暮らしと裕福な暮らしの選択の葛藤ありと、いろんな要素がてんこ盛り。特にお婆さんと犬がお互いの事を思いやる姿に泣ける。ただ、心配なのは、おばあさんの貧乏っぷりが半端ないこと。おばあさんと犬が夕飯に骨一本ずつ食べるくだりでは、おばあさんの栄養状態が懸念される。2014/04/13
ume 改め saryo
26
中程で終わりが見えてしまう感じの、やさしい作品ですね。 読んでる子供は安心できるでしょう(^^) 最後のシーンが温かくて好きになりました。 デザインされた柄が良いですね(^^)/2014/03/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
保育所ぱんだ組おはなし会。いつもなら読み終わってから見せる裏表紙(表紙と繋がってるので)を先に見せると「ながっ!」と驚いてくれました。ナガナガくんがおばさんのお手伝いをしている所の、物干し竿になるところは大笑いしていました。読後また表紙・裏表紙を見せると「ながっ!」と笑ってくれました。2019/07/17