内容説明
ある晩アパートの屋上に、空とぶ船がやってきた。不思議な乗組員たちと、「ぬすまれた宝もの」をさがしにでかけたモーリッツは…?夜空に吸いこまれそうな神秘的な絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
neimu
10
何処にも連れて行って貰えない予定のない子どもの夢想から生まれたんだろう。最終的には『果てしない物語』同様、主人公の行動そのものが物語になる結末。逆バーション『ピーターパン』とも言える。なんだかなあと思いながらも、男の子にとって大切な乗り物、仲間、冒険、海賊、スリル、色んな要素を盛り込んであるなあと先々読めて分析してしまう癖がついているので、純粋に楽しめなかったけれど、まあ、子どもにはいいのか。絵柄が夜の街を描いてちょっとのっぺりし過ぎていて、もう少し変化が欲しかった。2013/03/20
がる
5
タイトルと表紙に惹かれて。 ビジュアル的にはそそられるのだけど話がもっと深いと良かったなー。30数ページの絵本に収めるより、もっと長いお話でよみたい感じ・・・。 そしてこの絵本、ちょっと変わっていて翻訳者の名前がなく‘徳間書店児童書編集部で作成’とのことでしたー。謎。2011/04/20
lovemys
4
絵がすごく素敵でした~!!物語を読むというか、絵から物語を想像していった方が面白いかもしれませんねー。印象的な絵がすごくたくさんで、ピーターンパンを想像させられます。寝る前の読み聞かせに読んでいたところ、海賊たちが出てきたページでは、暗い中で読んだからか、なんだか迫力がありすぎたり(笑)空を飛んでいる船、リジー、森の中、月夜で本を読む場面がとても印象的でしたー。2014/12/19
長くつしたのピッピ
2
今日は4年生に読み聞かせ。教室中がシーンとして、本に集中しているのが読みながら伝わってきた。読み終わったら「ふー」というため息とともに、「おもしろかった」と言う声。この学年にピッタリだったようだ!2012/07/19
長くつしたのピッピ
2
5年生の朝読で使用。チョット幼かったかなと思いつつ、前の席の子は、おはなしに入ってきた。絵がはっきりとしていて見やすいのだけれど、読み手の私が字が見えづらくて、体が絵本にかぶってしまったようだ。ピーターパンの短い感じがして、いいと思う。2012/07/03




