内容説明
「かんらん車にのりたいな!」はたして動物たちの願いは、かなえられるのでしょうか?5歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さゆ
20
ペニーさんは正直で勤勉で優しい人です。動物たちはみんなペニーさんが大好き。でも、それは、ペニーさんが動物たちを大好きだからです。本当にいい絵本。「観覧車に乗れることが分かってから言えばよかったね」って、ペニーさん、本当に優しい。ぜひぜひ読んでくださいなー。おすすめです!2011/10/28
pocco@灯れ松明の火
16
ペニーさんと暮す動物達は皆、ペニーさんが大好き!ペニーさんの為に頑張って働く。それを認めて欲しい動物の思いを>>馬のリンピーが準主役ね。さし絵(版画)が色づき、動物が駆け出し、声援が聞こえそう感覚になる程に力強い絵。52-53頁の絵が大好き。お話も素敵。子どもに聞かせるには何日もかかるかもしれないけど、是非とも。2011/11/22
杏子
12
いたずらな動物たちは、農業祭で大騒ぎを起こしてしまう。観覧車に乗りたかった動物たちはペニーさんの出品物が一番かどうか?真夜中に抜け出し、こっそり偵察をする。動物たちのはずれた思惑とその後の顛末が面白い。最後がめでたしで終わるのはいいものだ。白黒の地味な絵柄が、だんだん愛しく感じられてくる。素朴な世界を楽しみたい。2014/09/02
おはなし会 芽ぶっく
11
読み聞かせグループ交流会 他のグループのおすすめ絵本です。ペニーさんは農場で馬、牛、ヤギ、ブタなどの動物たちと家族のように暮らしています。野菜や花が見事に育ったので、賞金のもらえる農業祭りにだすことにしました。賞金がもらえたら、みんなで観覧車に乗ろうというペニーさんの言葉に喜ぶ動物たちですが…。 【1957年 コールデコット賞 オナーブック 】(日本で翻訳された絵本)2019/11/11
遠い日
10
工場では働かなくてよくなったペニーさんだが、相変わらず自宅の農園で一生懸命働くことに変わりはない。ゆかいなゆかいな動物たちとともに勇んで出かけた農業祭で、彼らが巻き起こす騒動は全てはペニーさんのため。それがわかるから、安心して読める。けれども、賢くて行動力もある動物たちは結局運を自分たちで引き寄せるのだ。その物語の起伏が、とても楽しい。ペニーさんの穏やかさ、温かさが、全てを包みこんでいる。2014/08/24