イエスの遺伝子

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イエスの遺伝子

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  • サイズ B6判/ページ数 510p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198608279
  • NDC分類 933
  • Cコード C0098

内容説明

物語は2002年のアメリカ。天才的遺伝子学者トム・カーターは、人間の設計図ともいえる遺伝子の内容をすべて解読する画期的装置を発明する。彼は、一人娘ホリーの遺伝子を自らの装置で調べ、まもなく彼女が脳腫瘍を発病して1年の命となることを知る。それが遺伝子情報から得たホリーの運命だった。しかし、カーターは諦められない。あらゆる可能性にしがみつき、娘の命を救おうとする。そして、最後に残された道は、奇蹟の治癒能力を持つイエス・キリストの遺伝子、すなわち「神の遺伝子」の謎を解くことだった―。神の遺伝子の謎が明らかにされるとき、ひとつの真理があらわれる―。最先端科学がもたらす恐怖を描いた傑作冒険ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

45
★★★★前半のスピード感そのまま後半も失速することなく最後まで楽しめる。内容もよくある遺伝子を題材としたミステリーではなく、イエスの奇跡を遺伝的要因と捉え、娘の遺伝疾患の解決に結びつける突飛さが現実的にありえそうで面白い。また最終までどのように収束するかの予測もつかない。最後の最後、イエスの復活細胞が見つかった場合、人口はどんどん増え 土地・食料等々様々な問題が生じることが予測される。実は世に蔓延る病気や事故、ひいては戦争や殺人、飢餓などもこのバランスを取るための神の道具と考えれば。。。考えさせられる。2014/08/16

背古巣

22
面白いです。SFではありますが、物語で述べられている技術の一部はすでに実現されているとのこと。ただ、2000年以上も前のイエスキリストの遺伝子を含むものが現代まで保存されているということはないでしょう。ですが、物語としては大いに面白かったです。娘のためにここまでできる父親は、その財力と能力についてうらやましい限りです。もし自分がイエスの遺伝子を持つことになったらどうするでしょう?難しい問題です。2015/07/20

かも

15
★★★☆☆脱サラ作家の処女作だが、非常に引き込まれるストーリー。もう一歩で実現できる技術だからこそ現実味があり、それが引き込まれる理由だと思う。そして題材も秀逸。宗教と科学の対立や神の遺伝子の扱い方や人としての倫理感など、興味深い内容。過激な宗教組織のリーダーや科学者仲間との会話など、神とは何か、その力をどう活用するべきか、本当に面白い。アメリカ文学らしく、作中では主人公が明確な結論を出しているが、はたしてそれが正しいのかなど読了後も考えさせられる。0か100ではなく、その間のどこかを決断する思考が必要。2020/07/06

sosking

14
この本、発売当時、週間売り上げランキングで上位にあったので読みました。この本に書かれてある事が、読んだ当時は夢のまた夢でしたが、人のDNAの解析も出来るようになってきている今では、この医学的技術が可能になりそうです。個別化医療が本当に実現しそうですね。実際、東北大学の大学病院では、DNAのデータベース化に取り組んでいますから。

たまご

14
この本の版権をディズニーが買って,映画化する!という話を,日本語訳が出たころに聞いたのですが,映画化されたのでしょうか…,と,気になっています. 国際線に乗りながら,この本を読んでいた記憶が….

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