内容説明
構想に5年、執筆に丸2年を費して、戦国乱世を勝ち抜いた毛利元就の生涯をとらえ、その生きる姿勢を現代社会に問いかけた野心作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょうゆ
2
急速に拡大していく毛利家。このあたりのいきさつは、知らなかったことが多く、大内家と陶家の話など学ぶ所は多かった。義理に篤いところもあれば、さめざめとするほどに非情な謀略家としての一面もあり、魅力的な人物だった。この作家さんのスタイルとして、ややマイルドに元就の鋭利な部分を描いているが、船戸与一のような作家さんが描くと、とんでもなく怖い人間になるのだろうな。ただ、軍記として一生を追体験する分には興味深いことが多く、おもしろかった。2017/05/12
らふぃん
1
⑥軍記の時代になると何か面白くない。謀略の限りをつくしてるのに、何かいい人みたいな描き方はなじめん。名前覚えられない、これって誰だっけとw 元就がスゴイってより、大内、尼子がダメすぎる 史実かもしれんが敵がショボイとカルタシスがない 子供時代丁寧に描いたのに、特に伏線になってない 酒で父兄が死んだとか トリの仇とか 子供が成人してからからみがほとんど描かれないし。嫁が亡くなってから、急激に面白くなくなったな 大内尼子の内輪の方が詳しいとかw 別の作家読むと、司馬遼太郎の偉大さがみえちゃうな2014/11/28