内容説明
限りなく疑似科学に近いアインシュタインの相対性理論に『科学のすべて』を隷属させようとするのは、誰か!?科学界には絶対的な支配者がいた!!どんな優れた研究も相対性理論と一致しなければ必ず潰される…悪魔的知の迷宮と化した科学の伏魔殿を暴く。『新しい光子のモデル』をひっさげ、科学の絶対的基準となった『相対性理論』に敢然と闘いを挑む反骨・不屈のロシア人科学者カナレフ博士の世界を震撼させるサイエンス・エッセイ。学問探究の原点と勇気を呼び醒ます書―。
目次
第1章 新しい光子モデル―真理の発見が困難な道の始まりとなる
第2章 知的迷宮―アインシュタインの崇拝者たちがすべてを牛耳っている
第3章 異端審判―ソ連邦科学アカデミーからの脅迫状
第4章 沈黙と否定と―光子モデルの研究に対する公式回答
第5章 ローレンツ変換はガリレオ変換で導ける―紋切り型の思考を超えて
第6章 真理の行方―ソ連共産党中央委員会に支援を求めて
第7章 アインシュタインの名前をあげつらうな!―真理の敵と味方
第8章 学会、発表、研究の前進―『ガリレイ電気力学』のベックマン博士との出会い
第9章 講演『二十一世紀の物理学へと続く途上で』に関する批評
第10章 新しい光子のモデルは実験によって裏付けられている―分析の迷宮
第11章 結論・科学を混沌に導いた者―フレネル、フィゾー、ポアンカレ、ローレンツ…