内容説明
小さなとらがびょうきになった。もう、いっぽもあるけない。ともだちの小さなくまは、いっしょうけんめいかんびょうするけれど…。ぐあいがわるくなってちょっぴりわがままになる子どもの気もちとしんぱいするともだちの気もちをほのぼのとユーモラスにえがいたたのしい絵本。5歳~。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
45
小さなとらが病気になった。もう一歩も歩けない。友達の小さなくまは、一所懸命看病するけれど…。■とらくん・くまくんシリーズの続きです。そこはやっぱりパナマなんだ♪ ■「なにかちがうものをいって」に ふふふ♪ 赤いお鍋は定番なのかな? どんどん散らかる様子も楽しい♪ 壁のその人は誰? 「はい!」って何なのー? ■心配するくまくんの奮闘、ちょっと気弱に子供がえりする とらくん、トラカモ君のお世話をする小さいカエルさんもかわいくて。こわくなくて良かったね。ほのぼのユーモラスなたのしい絵本でした(1985年)(→続2018/02/05
かおりんご
20
絵本。小さいとらくんが病気になった。ワガママ言いたい放題のとらくんを、一生懸命お世話するくまくんが健気。くまくんだけじゃなく、ほかの友達も、とらくんのことを心配してくれる。子供たちは、自分が病気になったときのことを重ね合わせて、物語の世界を味わうと思われる。読み聞かせても、一人読みでも。一人読みだと、絵の工夫に気づくかも?2019/10/01
ヒラP@ehon.gohon
16
とらくんは本当はどこが悪かったんでしょう。 いろんな仲間たちが関わって、楽しいお話です。 病気や治療のお話なのですが、コメディータッチで、とにかく明るいのです。 お話以上に、いろんなキャラクターが、絵の中でいろんなことをしています。 それも楽しみのひとつですね。2024/10/02
ナヲ
16
「ペンネンネネム」で一目惚れして購入。ちいさいくまの一生懸命の看病にちいさいとらは、心も体も少しずつ元気になっていきます。ちいさいとらの気持ちにがとてもよくわかる描写。ちいさいくまや周りの動物たちの温かさにほっこり。絵も素敵。2015/02/15
ひめぴょん
14
病気のお友達のとらを一生懸命看護するくま。最後は「らいねんは、ぼくがびょうきになるから、きみがぼくを、げんきにしてくれるよね?」に対して「もちろん!」で終わる。 とらはわがままじゃないか?とも思う。くまはただ懸命にとらのために尽くす。見返りを求めない無償の愛という言葉が浮かぶ。なかなかできないこと。赤ちゃん以外の大きくなった子に対しては「いい加減にしなさい」と言ってしまいそう。自立して欲しいという気持ちが子に対してはあるからかもしれない。友達だからできるのかもしれない。恋人にもできるのかもしれない。どんな2025/01/17