赤姫さまの冒険

パウル・ビーヘル/フィール・ファン・デア・フェーン

徳間書店（1996/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 222p／高さ 19cm
• 商品コード 9784198605773
• NDC分類 K949
• Cコード C8097

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[花林糖]

（図書館本）盗賊に誘拐された赤姫さまがお城に戻るまでのシュールな展開のある冒険物語。おばあさまのキャラと赤姫とシッポノホコリの関係が印象的。フィール・ファン・デア・フェーンの挿絵が素晴らしい。

2015/09/13

[無識者]

王家と市民と盗賊とそれぞれの立場がしっかりかかれているところがよいと思った。王家にしても市民の人たちにしてもどことなく欠点がけっこうあって、それが魅力的だと思った。

2018/12/03

[はる]

少女漫画のような結婚という終わり方ではありませんでした。期待していたのですが。大人になる一つの出会い、そんな思い出話でしょうか。とても好みな話でした。

2015/07/17

[りうかん]

盗賊にさらわれたお姫様が、世間を学びながらお城へと戻る話。民衆と王家の関係性とか、最終的に赤姫様が女王様になりましたとかいうオチが色々と深い。子どもが読んでも普通に楽しめる作品。小学生向け。

2014/09/23

[小高まあな]

十年ぶりぐらいに再読。やっぱり面白い、と思った。誰も赤姫さまと信じないとか、王様がお飾りとか、子ども向けなのになんだかシュール。お飾り発言をふまえると「本物の王女様」っていうのが深い。「ウフフーン」に笑ってしまったちょっと汚れた大人。訳が読みやすい、子どもの時の記憶では、外国のものだとは思っていなかったぐらい。シッポノホコリの格好よさと、おばあさまの強さが素敵。

2010/02/17