内容説明
風に吹かれて三度笠ヘンな横綱がいたもんだ。早稲田大聴講生、ダットサン乗り衆院選出馬、私立探偵、映画俳優…など波瀾万丈で数奇な人生。
目次
第1章 出世街道
第2章 復帰から横綱時代
第3章 転落の詩集
第4章 旅の終り
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
5
戦前の横綱。聞いたことない名前だけど、あの双葉山と同時代の横綱だったらしい。自転車で国技館に通ったり、横綱と早稲田の聴講生を両立させたりと、エピソードはおもしろいんだろうけど、いかんせん文章が悪い。ただ事実の羅列に終始して、エピソードから人物が立ち上がってくることがない。最後、住み込みで料亭の下足番として雇ってもらったりとか、どん底になる前に手をさしのべてくれる人がいるのは、人徳なんでしょうか。彼の人柄の良さというのがあまり伝わらなかったのが、残念です。2017/07/29
Ryo Sogawa
1
戦前、双葉山と同時代に横綱であった力士の波乱の人生。日本版実録フォレスト・ガンプと言いますか、何といいますか…2016/11/16