内容説明
1945年5月。冷徹な密約遂行のために、日本人少年を乗せたドイツ最期の精鋭戦車隊がエルベ河畔へ向かった…大型新人、迫真の書下し。
感想・レビュー
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まえすとろ
25
第二次大戦末期、ドイツの首都ベルリンを舞台にした戦争フィクション小説。この時代に生きた一人の日本人少年の視点を通して描かれるベルリン陥落という歴史的悲劇の中、ドイツⅣ号戦車の車体に試作砲塔を乗せた改造型に始まり、赤外線暗視装置付きのパンターD型等、架空戦記顔負けのドイツ超兵器が登場し主人公達に勝るとも劣らない活躍を描く。作品テーマは架空戦記のような「歴史の流れを変える事」にはなく、戦車という兵器の持つ威力と戦時の流れの中で奔走する人々の姿を描くフィクションの中に見える「リアル」を感じさせてくれる作品。 2013/04/13
かっくうほう
0
変な戦車がいっぱい、というか戦争最後のほうでのベルリン防衛が悲惨です。2009/03/11