内容説明
おかあさんはおとうとばっかりかわいがる。あたしのことなんかほったらかし。それならあたしは、すてごになろう。すてきなおうちに、もらわれるんだ。家出した女の子と、すてごなかまの動物たちが大かつやく。たのしく、ほろりとするお話です。小学校低・中学年から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
38
赤ちゃんのお世話で忙しくておかあさんはなかなか構ってくれない。「おかあさんはもうあたしなんていらなくなったのね」と、自ら捨て子になる決意をするあたし。段ボールに入り、拾ってくれる人を待ち続けるあたしの所に、似たような境遇のどうぶつたちが集まって来て…。新天地へ期待と妄想を膨らませる様子にクスリとさせられる。安心のラストにもほっこり♡2021/02/07
かおりんご
25
児童書。低学年も抵抗なく読めそう。弟にお母さんをとられた気持ちになったあたしが、自ら捨て子になる話。一人読み入門にも、よさそう。2021/09/20
小夜風
23
【小学校】聞いたことのあるタイトルでしたが未読でした。弟が生まれてからお母さんは弟ばかり可愛がる。だから捨て子になって素敵なお家にもらわれよう!…って(苦笑)。今は下の子が生まれた時こそ上の子のケアを…というのが当たり前な感じなので、このお母さんの上の子のほったらかしぶりはちょっと信じられない…。自分も長女で弟がいるので、女の子の気持ちはよく判るな~。児童書だけど絵本みたいな本でした。2014/09/11
マツユキ
18
赤ん坊の弟ばかり可愛がる家族がいやになり、家出したお姉ちゃんは、捨て子になって、新しい家族を探しますが…。実際は切実なんだろうだけど、お姉ちゃん面白すぎ。仲間増えてるし。お母さんもっと真剣に向き合ったら?とも思うんだけど、安心感のある、良い一家です。2023/08/23
南
15
すてご中、行き交う人々の知らん顔が印象的だった。子どもも大人も楽しめる絵本。2018/11/06
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- 和書
- 吉田松陰 河出文庫