目次
第1部 神話・四世界の創造―宇宙生命のはじまりから現世界まで
第2部 伝説・各部族の大移動―永遠の地を求めて
第3部 宇宙劇・大祭は巡る―神性を体現する生きたモニュメント
第4部 歴史・「失われた白い兄」の予言―迫りくる現世界の終末
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kasuga104
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積読から読むタイミングが来たみたいだ。カスタネダシリーズを読み、インディアンとは誰か?との関心が沸き思い出したのがこの本だ。同族が北米~南米に十字に移動したのは前時代の罪の解消のため、など圧倒的に重要な答えがある。ホピは宗教の真の意味を理解した。マヤアステカは力を誤用して民に君臨した落ちこぼれという。3つの世界が滅び今は4つ目の世界であり、あと3つの世界が残っているという。分かれた白い兄パハナとは?いつ到来するかの答えはまだない。が、ホピの自然観だけでは完結し得ない、まっとうな宗教との融合であればと願う。2013/03/12
うにこ。
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特別な部族として、様々な人々に穿り返されあることないこと書かれてしまったため、現在は伝統や歴史については一切非公開としているホピ族の、これは貴重な資料と思います。 創世神話から現代までを、儀式の意味や意図、内容なんかと共に語ってくれているのですが、「神話は過去にあった歴史を伝えるものである」という認識で語られているのがよく分かるというか…彼らにとっては神話だけど同時に実際にあったことでもある、というのがよく分かるというか。なので、聖書というタイトルは間違ってはいないけれども正しくもないような、そんな印象。2012/07/07