内容説明
激しい演習により壊れた守護騎で、ある水上基地に不時着した候補生の五人。そんなイヴァンの元に一通の電文が届く。そこには、妹の結婚式場が襲撃されたと記してあった。一刻も早く救出に向かいたかったが一同は軟禁されているようで、外部への連絡が許されなかった。そのとき、けたたましい警報が鳴る。“黒い旋風”が接近中。飛行はできなくとも戦うことはできる。エミュールたちは戦うことを決めた。そのとき、ゾッホ博士の右腕だという美しい女性科学者が現れ、エミュールにある映像を見せた。そこに拡がる世界は―。大人気リアル・メカアクションシリーズ最新刊。
著者等紹介
水月郁見[ミズキイクミ]
1960年、千葉県生まれ。夏見正隆名義でも執筆活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆん
3
いつも思うんですが、タイトルと内容にずれがある。常にタイトルの方が先に進んでる…つまり、次回予告がタイトルになっているような(笑)エミュールはいつになったら成長するんだろうか?ビアンや侯爵達の方が、技量も度胸も上だし、いつだって物事は彼の先を走る。彼の行動や考えをいちいち拾っているから、物語は前に進まないんだろうか。それでもつい引き込まれて読んでしまうのは、続きが気になってしまう臨場感なのかも。次、早く出ないかなぁ。2012/03/31
ナンナル
3
めまぐるしいほどの速度で進んでいるようで、実は進んでいないという罠。あいも変わらずうつけものだが、時間はたっていないのだから仕方ないか。激動の時代というのがふさわしいのだろうな。容赦なく死んでいく人々。真貴族のベールがはがれるたびに俗物になっていくのはどうなんだw現実世界との関わりも示唆するような登場人物に、謎が解明されるような、深まるような。目が離せませんな。2012/02/29
p.p.
3
なんだか色々あったような気がするけど、やっぱり話はあんまり進まない。とはいえあちこちと設定のヴェールが剥がされかけてはいる。相変わらず突発事に次ぐ突発事、面倒事を片付けた帰り道で別の面倒事がやってくる。エミュールがトラブル体質なのか、一度出かけたら三つも四つもトラブルに巻き込まれてくる。それもストーリーを進めるために必要な手順だと踏んでるが、ちょっと回りくどい。 どの場合でも常に状況がエミュールたちに先んじているので、読んでるとこっちも混乱する。良く言えば臨場感がある、そんなシリーズです。2012/02/18
ryoku
2
またまたトラブルに巻き込まれる一行。侯爵とともに謎の敵に挑むが本当の戦いは次回へ持ち越し。次回の内容はサブタイトル通りなのかな? 主人公は相変わらず未熟でうつけものだったw それと新キャラも出てきた。2012/02/17
Sae
1
このシリーズって、1冊の時間軸が1日たつかどうかぐらいで他の本に比べるとボリュームはあって嬉しいけど。話が進まない。。。 せめて次刊が早くでるといいなってとこでしょうか。。。2012/02/18